特集記事
テーマで探す
ゴルフ漫画
ゴルフニュース
最新コラム
月別アーカイブ
「 DIOインプラントLAオープン」畑岡奈紗選手が米ツアー通算6勝目【USLPGAツアー】
4月24日最終日を迎えた2022年USLPGAツアー「DIOインプラントLAオープン」。日本の畑岡奈紗選手が15アンダーまでスコアを伸ばして優勝を飾りました。5打差の10アンダー2位はオーストラリアのハンナ・グリーン選手。3位タイに韓国の朴仁妃(ぱく いんび)選手、スエーデンのマデレーネ・サーストレム選手、オーストラリアのミンジー・リー選手が入りました。
その他の日本人選手は、笹生優花選手が17位タイ、古江彩佳選手が43位タイ、渋野日向子選手は63位タイに終わりました。
畑岡奈紗選手が今期初優勝、USLPGA通算6勝目
出典:畑岡奈紗が今季初V 5打差圧倒で米ツアー6勝目|GDO
畑岡奈紗選手は1999年生まれ茨城県出身。黄金世代のリーダー格です。
高校3年生で出場した「日本女子オープン」でアマチュア優勝を飾り、プロ宣言。
2016年のUSLPGAツアーQスクールを受験して14位で通過。翌2017年からはUSLPGAツアーに参戦します。
2018年にはUSツアー初優勝。2021年までに5勝を挙げて今回の優勝が6勝目です。
「日本女子プロゴルフ選手権」と「日本女子オープン」同じ年に制覇
その間日本ツアーにもスポット参戦。2017年の「日本女子オープン」で連覇を果たすと、2019年には「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」と「日本女子オープン」共に制覇するなど、プロでの国内通算4勝。東京2020オリンピックにも出場しました。
なぜ圧勝できたのか
出典:ハナ・グリーン|JLPGA|日本女子プロゴルフ協会
この試合は3日目を終わって畑岡選手が11アンダー単独トップ。2位には7アンダーのハンナ・グリーン選手がつけますがその差は4打。
最終日はほとんど危なげなく5打差を付けて圧勝します。2日目を終わった時点では、畑岡選手は7アンダー。
韓国のコ・ジンヨン選手とトップタイで競り合っていました。コ・ジンヨン選手はワールドランキング1位の選手。それがなぜこんなに危なげな展開になったのか。
3日目17番でクリークを直撃
出典:「これがゴルフ」 世界1位コ・ジンヨンがパー4でまさかの「8」|GOD
それは コ・ジンヨン選手の3日目17番ホールのプレーにあります。3日目7アンダートップタイでスタートした両選手はお互いにスコアを伸ばし、15番を終わって10アンダーで並んでいました。16番で畑岡選手のバーディに対してコ選手はボギー。2打差が付いて迎えた17番ミドルホールでコ選手の第2打はグリーン左のクリークを直撃するのです。
17番ミドルホールで8打
クリークからそのまま打てると判断したコ選手は、果敢にグリーンを狙いますが、1度ならずも2度同じ状況からクリークの壁に跳ね返されてしまいます。さすがに3度目は無理をせずペナルティを払って外に出しましたが、このホールは8打。ここだけで4打を失って5アンダーまで後退しました。
18番でバーディを奪って6アンダーとしましたが、さすがにダメージが大きかったのか、最終日はトータル2アンダーまでスコアを落として21位タイに終わっています。 畑岡選手はこの優勝で世界ランキングは11位から6位に躍進。約1ヶ月後に迫った「全米女子オープン」へもはずみがつきました。
出場選手のクラブセッティング
畑岡奈紗選手
笹生優花選手
古江彩佳選手
渋野日向子選手
あわせて読みたい
DIOインプラントLAオープンの大会概要とハイライト