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2022年全米女子オープン20位タイの小祝さくら選手が日本人最上位【USLPGA全米女子】
6月5日最終日を迎えたUSLPGAメジャー第2戦「全米女子オープン」が終わりました。女子スポーツ史上最高となる賞金総額1000万ドルとして話題になった大会。これまた破格の優勝賞金180万ドルは、オーストラリアのミンジー・リー選手が獲得。2位にはアメリカのミナ・ハリガエ選手が入り3位は韓国のチェ・ヘジン選手でした。
日本から出場の15名は10名が予選落ち（鈴木愛選手は棄権）に終わり、決勝に残った5名も小祝さくら選手の20位タイが最上位という、最近ではあまりない残念な結果に終わりました。
ミンジー・リー選手優勝メジャー2勝目
出典：史上最高V賞金2億3500万円 ミンジー・リーが記録ずくめの全米制覇｜GDO
初日7アンダーで首位に立ったミナ・ハリガエ選手を、2日目9アンダーとして首位に並んだミンジー・リー選手。
3日目に13アンダーまで伸ばして単独トップに立つと、最終日は4バーディ4ボギーと無難にまとめ2位に4打差を付けて優勝に輝きました。これで今期2勝目、通算8勝メジャーは2021年のエビアン選手権についで2勝になりました。
日本人選手の上位進出ならず
日本人選手総勢15名の内訳は、USLPGAツアー4名、JLPGAツアー6名、JLPGA会員外プロ3名、アマチュア2名でした。
ディフェンディングチャンピオンも予選落ち
出典：畑岡奈紗選手｜JLPGA
USLPGAツアーから出場の4名は、決勝進出は畑岡奈紗選手のみと大苦戦。ディフェンディングチャンピオンの笹生優花選手は初日6オーバーと大叩きから、2日目も3オーバーと巻き返しならずトータル9オーバー121位タイで予選落ち。
先週のマッチプレーで準優勝の古江彩佳選手もトータル4オーバー101位タイでアメリカツアー本格参戦後初めての予選落ち。渋野日向子選手も初日の5オーバーを取り返せないままトータル8オーバー110位タイで予選落ちに終わりました。
畑岡奈紗選手は決勝にこそ進出しましたが、一度もアンダーがない平凡なゴルフで5オーバー28位タイに終わっています。
畑岡奈紗選手のクラブセッティング
畑岡奈紗選手使用ドライバー
期待されるも上位進出ならず
出典：小祝さくら選手｜JLPGA
JLPGAツアーから出場の6名は、小祝さくら選手と西郷真央選手が予選を通過。小祝選手は大崩れもない安定したゴルフで20位タイでした。西郷選手は初日1アンダー18位タイのスタートで上位進出が期待されましたが、2日目以降は難しいコース設定を攻略できずトータル8オーバー44位タイでした。
上位進出が期待された上田桃子選手は7オーバー101位タイ、西村優菜選手は4オーバーでカットラインに1打及ばず71位タイで姿を消しました。
小祝さくら選手のクラブセッティング
小祝さくら選手使用ドライバー
存在感を見せる27位タイで予選通過
出典：高木優奈選手｜GDO
JLPGAのプロテストに合格を目指す高木優奈（たかぎ ゆうな）と識西諭里（おにし ゆり）、早川夏未（はやかわ なつみ）の3選手は日本予選を勝ち抜いて本戦出場を掴みました。識西選手は10オーバー129位タイ、早川選手は15オーバー147位タイで予選落ちでしたが、高木選手は初日の3オーバーを2日目3アンダーでイーブンに戻し27位タイで予選を通過。決勝の2日間はスコアを崩し19オーバー69位に終わりましたが存在感を見せた4日間になりました。
これで世界ランキングも前週の304位から296位に上昇、臨時登録でJLPGAツアーに4回まで出場できる300位以内をクリアしました。
高木優奈選手の使用ドライバー
アマチュアで予選通過
出典：馬場咲希選手｜GDO
アマチュアでの出場を射止めた馬場咲希（ばば さき）選手と伊藤二花（いとう にか）選手。伊藤選手は予選落ちに終わりましたが、馬場選手はカットラインギリギリの3オーバー59位タイで予選を通過。
3日目に日本選手で唯一人1アンダーを出して31位タイに順位を上げるなど、非凡なところを見せました。9オーバー48位タイで終わりましたが、得意クラブはドライバーで飛距離は270ヤード、将来が楽しみな選手です。