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夏ラフを1回で出す!ショットのコツと、グリーンに乗せるための方法
夏のラウンド、緑が濃い色になって景色がとてもきれいですよね。しかし緑が濃くなるにつれて難しくなるのが、ラフではないでしょうか。しっかり生い茂ったラフに入ってしまうと、思ったようなショットが打てないだけでなく、なかなかラフから出せなくて何打も叩いてしまう…ということにもなりやすいですよね。そこで、夏のラフから出すためのコツをご紹介していきたいと思います。
夏ゴルフに向けて併せて記事をご紹介!ラフからのショットが難しい理由
ラフに入ってしまうと、思ったようなショットが打てなくなりますよね。ラフからのショットが難しい理由は3つあります。
理由1ボールとクラブの間に芝が入る
ティーショットやフェアウェイからのショットは、ボールをしっかりクラブで打つことができますが、ラフに入ってしまうと、ボールとクラブの間に芝生が入り混んでしまいます。
それがクッションのようになってしまい、飛距離が落ちたり、スピンがかかりにくくなり、ボールが上がらなかったり、グリーンでボールが止まらない原因になってしまいます。
理由2クラブの軌道が変わりやすい
長い芝生が生えていると、クラブを振った時に芝生が引っかかってしまい、クラブが振り抜けない、ということが起きやすくなります。
ラフが長かったり、雨上がりでラフが濡れていたりすると特に、クラブが引っかかりやすくなるので、いつものようにボールが打てなくなります。
理由3ラフに負けないように力が入ってしまう
ラフから出さないといけない、と思うと、ラフに負けないように力が入りやすくなってしまいます。
いつもより力んでしまうと、スイングの軌道が乱れやすくなってしまい、ミスショットを招きやすくなります。
ラフの状況で変わる!打ち方のコツ
一口にラフからのショットと言っても、ラフの状態とボールの状態によってコツが変わってきます。
ボールが浮いている時のコツ
ラフがしっかりしていて、ボールが浮いている時というのは、ラフの影響を受けにくく、ラッキーな状態です。
ボールが浮いていて、ティーアップしている状態に近くなるので、打ちやすいという方もいるかもしれません。
CHECK!しっかり浮いている時は、クラブを短く持つのが◎
どれくらいボールが浮いているかにもよりますが、ラフが長い時は、2cm程度地面から浮いている時もあります。
それくらい浮いている時は、いつものように打つと、ヘッドの上部にボールが当たりやすくなって、ミスショットを招いてしまうこともあります。
ラフが長くてボールが浮いている時は、いつもより少しクラブを短く持つのがおすすめです。
そうすることで、ボールとの距離が近くなるので、浮いているボールを打ちやすくなります。構える時も、クラブのヘッドを沈めずに、浮いているボールに合わせて構えることで、ヘッドがそこに戻ってきやすくなります。
ボールが半分沈んでいる時のコツ
ボールが半分沈んでいる時というのは、沈みきっている時よりは、コツを掴めばミスを避けやすくなります。
ボールが浮いている時と比べると、芝生の影響を受けるので、番手選びと打ち方に気を付けるのがおすすめです。
CHECK!クラブはミドルアイアンがおすすめ
ボールが半分沈んでいる時は、ウッドやロングアイアンはおすすめできません。
番手が大きくなると、地面に対してクラブのヘッドの入射角が緩やかになり、ヘッドがラフに接している時間が多くなってしまいます。
そうすると芝の影響を受けやすくなるので、距離を重視しないのであれば、ショートアイアン、握るとしてもミドルアイアンがおすすめです。
CHECK!払い打ちより、上から打ち込むのがおすすめ
ミドルアイアンを握った時も、払い打ちより上から打ち込むほうが、芝に触れる時間が短くなるので、影響を受けにくくなります。
上から打ち込む時は、横降りよりも縦振りがおすすめです。クラブを縦振りに意識することで、軌道がダウンブローになりやすいので、打ち込みやすくなります。
縦振りと横振りの違いについて詳細を見る
ボールが沈みきっている時のコツ
ラフが長くて、さらにボールが沈みきっている時は、飛距離よりもラフからボールを出すことを優先します。
ウッドやロングアイアンはもちろん、ミドルアイアンでもミスショットを招きやすいので、ショートアイアンで出すことだけを優先にしましょう。
CHECK!ショートアイアンで打ち込んでとりあえず出すのが◎
ラフが深くて、しかも沈みきっている時は、極力芝生との接触面積を少なくすることが大切になってくるので、ショートアイアンで打つのがおすすめです。
しっかり打ち込んだほうが出やすいので、いつもよりボール1個分、ボールを右に置いて打つと、上から打ち込みやすくなります。
順目のラフのコツ
ラフが順目の時は、逆目と比べると抵抗が少なくなります。ラフの深さにもよりますが、しっかりクラブを握って、いつもより強めに打てば、思ったようなショットが打てる可能性がとても高いです。
ボールを打つ前に手前で素振りをして、ラフの抵抗がどれくらいあるか確認します。
いつものようにクラブが振り抜ける、という時の強さを確認して、実際にショットをしてみましょう。
逆目のラフのコツ
逆目の時は、順目と比べると芝生が1本1本引っかかってくるので、ヘッドが振り抜きにくくなります。
特にパワーのない女性は、芝の抵抗に負けやすくなるので、ロフト角の大きいクラブ(主にショートアイアン)を使って、しっかり振ることが大切です。
飛距離はだいたい、いつも5~7割に落ちることが多いので、それを考慮して大き目の番手を持ちたいところですが、ミドルアイアンやロングアイアンではミスショットを招きやすいので、出すことを優先したほうが、結果的に大きなミスにつながりにくくなります。
フライヤー現象って何?
ラフからのショットで気をつけたいのが、「フライヤー現象」です。フライヤー現象とは、ボールとクラブの間に芝生が入ることで、スピンがかけられなくなり、いつもと比べて極端にスピンが少ないために、ボールが上がらなくなることを指します。
また、スピン量が少ないと、グリーン上でボールが止まりにくくなるので、いわゆる“トップ”した状態に近くなります。
ボールが上がらず前に飛ぶことで、いつもより飛距離が出る上に、グリーンでも止まりにくいので、グリーンをオーバーして、スコアメイクが難しくなってしまいます。
ヘッドスピードが42m/s以上の人は特に注意
フライヤー現象は、普段しっかりスピンをかけられる人ほど注意が必要です。ヘッドスピードが42m/sあり、アイアンを打てばしっかりスピンがかかって、いつもならグリーンでボールが止まる、という方は、フライヤー現象が起きることを考慮して、いつもより1番手~2番手小さいクラブを持つのがおすすめです。
ヘッドスピードが42m/s以下の方におすすめの記事
グリーン周りのラフの注意点
グリーン周りで深いラフに入った時に避けたいのが、クラブが振り抜けず飛距離が落ちて、もう一度ラフから打つことになってしまった…ということです。
ラフに負けないようにしっかり打つ→オーバーしてしまう、というのを怖がって、スイングを緩めてしまうと、ミスショットを招きやすいです。
いつもより少しだけしっかり振る、という気持ちで、スイングの幅は変えなけれは、オーバーしすぎる、ということはありません。
クラブをしっかり握って、あくまでスイングの幅は変えず、少し力を入れて芝に負けないように意識して、アプローチショットを打ってみましょう。
まとめ
いかがでしたか。冬場はラフに入ってもそこまで気になりませんが、夏の長いラフに入ると、ボールが探せないくらい、深く沈んでいる時もありますよね。
できればいつもの飛距離を出してグリーンを狙いたいですが、深く沈んでいる時は、次のミスを避けるためにまずはしっかり出すことを意識するのがおすすめです。
ラフからのショットに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!
夏ゴルフの服装について詳しく解説中よくある質問
Q.何故ラフからのショットは難しいのですか?
A.ラフからのショットが難しい理由は下記3点が考えられます。それぞれの理由の詳しい理由は、<ラフからのショットが難しい理由>をご参考ください。
<ラフからのショットの難易度が高い理由>
・ボールとクラブの間に芝が入る為・クラブの軌道が変わりやすい為
・ラフに負けないように力が入ってしまう為
Q.ラフからのショットで使えるコツはありますか?
A.
<ボールが浮いている時>
いつもより少しクラブを短く持つのがおすすめ<ボールが半分沈んでいる時>
距離を重視しないのであれば、ショートアイアン、握るとしてもミドルアイアンがおすすめ<ボールが沈みきっている時>
ショートアイアンでいつもよりボールを1個分右に置いて打つQ.フライヤー現象とは何ですか?
A.ボールとクラブの間に芝生が入ることで、スピンがかけずらくなってしまい、通常時と比較して極端にスピンが少ないために、ボールが上がらなくなることを指します。