特集記事
テーマで探す
ゴルフ漫画
ゴルフニュース
最新コラム
月別アーカイブ
【6/3更新】スコアが縮まる!ラウンド中の番手選びのコツ
練習場では上手く打てているはずなのに、ラウンドするとなんだかスコアがイマイチ…そんな風にお悩みではないですか。もしかしたらそれ、番手選びを少し変えるだけで、スコアが一気に縮まるかもしれません!上級者ゴルファーさんにとっては当たり前の話かもしれませんが、番手選びでいつも迷ってしまう、いい当たりをしたはずなのに、グリーンに乗らない…そんな風にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも「番手」とは?
ゴルフクラブには、それぞれ「番手」というものがあり、数字などがふってあります。
アイアンなどのヘッドを裏返してみると、「7」や「9」と書いてあるのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
この番手は、数字が小さいほど、ボールが上がりにくく、飛距離が出やすいクラブになっていて、反対に、数字が大きいとボールが上に上がって、その分飛距離が出にくくなります。
番手の基本的な使い方
飛距離を出したい時はフェアウェイウッドで打つ
ピンまで残りヤード数がしっかりあり、飛距離を出したい時はウッドがおすすめです。1番ウッドは、いわゆるドライバーと呼ばれる番手で、男性なら200~260ヤード、女性なら150~200ヤード飛ばすことができます。
その次にメジャーなのが、スプーンとも呼ばれる3番ウッドで、男性なら180~235ヤード、女性なら125~180ヤードの飛距離を出すことができます。
さらにその下になると、5番ウッド、7番ウッドなどもあります。
グリーンが近づいたらアイアンで打つ
グリーンが近づいてくると、飛距離は出にくくなりますが、その分左右へのブレが出にくいアイアンを選ぶことになります。
メジャーなのは7番アイアン、8番アイアン、9番アイアンで、7番アイアンなら男性だと120~150ヤード、女性なら65~120ヤード飛ばすことができます。
9番アイアンになると、男性なら100~130ヤード、女性なら55~95ヤードの飛距離が一般的な飛距離になります。
オーソドックスな番手選びの方法
初心者の頃、特に女性は飛距離が出にくいので、どの番手で打ってもあまり飛距離が変わらない、という方も多いですが、慣れてくると、ドライバーなら何ヤード、7番アイアンなら何ヤード、という風に、だいたいの自分の飛距離が分かってきます。
自分の飛距離が分かると、ピンまでの残りヤード数がいくらかで、どの番手を選んだらいいか分かってきます。
残り180ヤードなら5番ウッドかな?とか、100ヤードなら7番アイアンかな?といった具合に、この番手ならこのヤード数飛ばせる、というのを参考に番手選びをしていきます。
「いい当たり」のヤード数だけで決めるのは危険!?
最近ではカートで残りのヤード数が見れたり、計測器などを使うと、より正確に残りのヤード数が分かりますよね。
そのヤード数で番手を選ぶとき、多いのは「練習場で一番いい当たりをした時の距離」を参考にしていませんか。
もちろん、ミート率が良く、ラウンドでもわりといつもいい当たりをする方はそれでも問題ありませんが、「ちょっとダフッた!」「いまいち芯に当たってないかも…!」という球が多い方は、それも考慮して番手を選ぶほうが、スコアが縮まる可能性があります。
少し大き目の番手を持つメリット
例えば残りのヤード数が100ヤードだとして、ピッチングウェッジなら、いい当たりをした時に100ヤードだから…とピッチングを選ぶと、「絶対にいい当たりをしないと100y届かない」というプレッシャーがかかりやすくなります。
しかし、番手を1つ上げて9番アイアンを選び、少し短く持ったり軽く振って100yにする、と思うと、精神的にはラクになり、かえってミスショットが減ったりします。
こんな時は大き目の番手がおすすめ
例えば、グリーンの手前に絶対に入れたくないバンカーがある、入れたくない池がある、など、精神的にプレッシャーがかかりやすい状況では、なかなかいいショットを出すというのは難しくなります。
そんな時は番手を1つ上げて、少し短く持ってゆっくり振る、というのを意識すると、ミスが少なくなりやすく、結果としてバンカーや池を避けやすくなるので、おすすめです。
打ち上げている時の番手選びのコツ
フラットなところであれば、残りのヤード数をそのまま参考にできますが、打ち上げている時に、思ったより短くてグリーンに乗らなかった、という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
打ち上げている時というのは、単純にピンまで何ヤードか、というのに加えて、どれくらい打ち上げているか、アイアンとウッドどちらで打つのがいいか、というのが変わってきます。
打ち上げている時は傾斜のキツさで番手を決める
一口に打ち上げている、と言っても、傾斜がどのくらいあるかによって、番手の選び方は変わってきます。そもそも傾斜があると、なんで番手を変えたほうがいいか、ということですが、下の図のように、グリーンの位置が高い分、飛距離が落ちてしまうからです。
傾斜が緩やかなら1番手上げる
傾斜があっても、緩やかであれば、1番手大きいものを選ぶだけで十分です。だいたい、ボールの位置から10y程度グリーンが高い位置にあれば、1番手上げる、と覚えてくといいでしょう。
傾斜が急なら2番手上げる
もしボールの位置から、グリーンが20y以上高い位置にあれば、2番手上げてもちょうどいいくらいです。
慣れない時は、こんなに大きい番手を持っても大丈夫かな…と不安になりますが、大きい番手を選ぶことで、精神的にも余裕が出やすいので、こわがらずに2番手大きくしてみましょう。
左足上がりのライなら、さらに番手を1つ上げた方がいいことも
打ち上げているホールでは、途中まではフラット、もしくは打ち下ろしていたのに、最後だけ打ち上げている、というホールもあれば、ずっと打ち上げていて、フェアウェイなのに左足上がりになってしまう、というホールもありますよね。
この左足上がりの時は、さらに1番手上げるのがおすすめです。
打ち出し角が高いとグリーンに届きにくくなる
イラストを見ると分かりやすいかと思いますが、打ち出し角が高いと、ボールの軌道としては、思ったよりも早く地面に到達してしまいます。
そのため、ウッドよりもアイアンを選ぶときは注意が必要です。特に、左足上がりの傾斜で打つ時は、ボールが上に上がりやすいので、思ったよりも飛距離が落ちやすくなります。
アプローチなどで、傾斜がキツイ、ライも左足上がり、という時は、ボールの打ち出し角が高くなりやすいので、思ったより大き目に打つのがおすすめです。
打ち下ろしている時はシンプルに番手を下げる
打ち下ろしている時は、打ち上げている時とは逆で、10y打ち下ろしていれば1つ番手を下げる、20y打ち下ろしている時は2つ番手を下げる、というイメージがおすすめです。
打ち上げている時ほど複雑に色々考慮しなくても大丈夫ですが、アイアンよりウッドのほうが前に飛ぶパワーが強いので、思ったより飛距離が出たり転がる可能性があります。
打ち下ろしは手前から攻めるのがおすすめ
そのため、番手選びで迷ったら、手前から攻めるイメージで番手選びをするのがおすすめです。
特にウッド系は、グリーンに着地してからランが出やすいので、グリーンのフロントエッジを狙うくらいがちょうどいいです。
左足下がりだと、ランが出やすいので注意
ボールを打つ時に左足上がりのライだと、どうしてもクラブのヘッドの向きが下を向きやすくなるので、ボールが上がりにくくなります。
さらに打ち下ろしていると、その分ランが出やすくなるので、思っているより気持ち、手前から攻めるイメージのほうが安心です。
グリーンのどこを狙うか考えた番手選びで、スコアが縮まる
初心者の頃は、とりあえずグリーンに乗せる!ピンまでの残りヤード数で番手を選ぶ!というのが一般的ですが、少し慣れてきたら、グリーンのどこら辺を狙うのかも、ちょっと意識するだけで、スコアアップにつながります。
ピンの手前から攻めるか、奥から攻めるか
中野が昔教えてもらったのは、グリーンを4分割して、だいたいどこを狙うのか決めたら、グリーンに乗ってからが楽だよ、というものでした。
ピンの奥から攻めるのか、手前から攻めるのかを決めて、さらに、右と左で、どちらから攻めたら楽そうか、というのを予め決めておくという方法です。
もちろん、狙ったところに打てるかっていうのは、また別問題です(汗)。
基本は下につけるのがおすすめ
ピンに対してどこから攻めるのが楽か、というのは、基本的には下につけて、上りを残す、というのが一般的な考え方になります。
どうしても下りが残ってしまうと、ラインが読みにくかったり、ちょっとしたミスが大怪我につながりやすいので、上りを残すほうがパターが楽になります。
カートナビやキャディさんに確認
グリーンの傾斜が、カートのナビで見れる時は予め見ておいたり、キャディさんに確認したり、それが難しい時はなんとなくグリーンの傾斜を目で見て確認して、どの方向からピンを攻めていこうか一度考えてからグリーンを狙うのがおすすめです。
手前からなら番手を小さめに、奥から攻めるなら大きめに考えて、番手を選びましょう。
まとめ
いかがでしたか。練習場ではバッチリなのになぜかスコアがイマイチ…あたりは悪くなかったのにグリーンに乗らないことが多い、という方は、よかったら参考にしてみてください。
よくある質問
Q.打ち上げている時はどうやって番手を決めるの?
A.傾斜によって番手の選び方がかわってきます。
<傾斜ごとの番手の選び方>
・緩やかな傾斜・・・1番手上げる・急な傾斜・・・2番手上げる
Q.打ち下ろしている時はどうやって番手を決めるの?
A.打ち上げている時同様に傾斜によって番手を変えるのがおすすめです。
<傾斜ごとの番手の選び方>
・10y打ち下ろしているとき・・・1番手を下げる・20y打ち下ろしているとき・・・2番手下げる
Q.左足下がりの時の注意点は?
A.左足下がりの時は、クラブのヘッドが下を向きやすくなるので、ボールが上がりにくくなります。そのため思っているより気持ち、手前から攻めるイメージがおすすめです。