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【スコア別】100切りゴルファー中野が実際にスコアアップした練習法を解説します
ゴルフを始めたばかりの頃「どのクラブをどんな風に練習したらいいのか分からない…」と悩んだ方は多いのではないでしょうか。筆者こと、ごるトク編集部 中野も、ゴルフを始めたばかりの頃は到底ゴルフが上手くなるイメージがつきませんでした。
しかし、分からないなりに色んな上級者ゴルファーの方に話を聞いたり、YouTubeで勉強したりして、少しずつスコアをアップさせてきました。もちろん、ゴルフをやっていれば悩みは100人100通り。必ずしも私の練習法がイイ!とは思っていません!あくまで参考としてではありますが、「なかなかゴルフが上手くならない」「何度も練習場に行って頑張っているのにスコアが縮まらない」と思い悩んでいる方のお力になれれば幸いです。
もちろん「こんな練習方法もいいよ!」というご意見・ご感想がありましたら、ぜひぜひコメントお待ちしています!
【150→130】スイングを安定させる&ドライバーを安定させる
スイングを安定させる
中野は初めてのラウンドで奇跡の131を出しました。しかしその後は130~150を何度かウロウロしました。その頃(ラウンドデビューまで半年くらい)は、まずはスイングを安定させることを意識して練習しました。
というのも、始めたての頃は空振りやチョロが多かったからです。
初心者のときってどうしても、ボールに当てたい!という気持ちが強くなってきちんとスイングをするよりもボールに当てにいくスイングになってしまいがち。
もちろん「全然当たらなくて面白くない!」となるよりはいいのかもしれませんが、一度当てにいくスイングが染みついてしまうと、上手くなってからフルスイングするのが難しくなるとよく言いますよね。
初心者 中野は、当たらなくてもいいからフルスイングのスイングをしっかり練習することを心掛けていました。心掛けたポイントは以下の3点です。
スイングを安定させるためのポイント
②クラブを振り上げた時に頭を固定する(→上半身がブレないようにする)
③クラブを振り上げた時は左肩が顎につく、ボールに当たってクラブを振った後は右肩があごにつく、を意識してスイングする
①と②によってクラブを振り上げた時に身体の重心がブレるのを防ぎます。
するとそのままクラブを振り下ろしただけでクラブが同じ位置に戻ってきやすくなります。また、しっかり身体を捻ってクラブを振っても、きちんとクラブに当たりやすくなるので、フルスイングしても空振りしにくくなりました。
③に関しては、もともとテニスをやっていたので、身体が開くのが早くなりやすかったのを防ぎたくて意識しました。顔が上がってしまうときや、身体が開きやすくてボールがスライスしやすいときに、右肩が顎につくまで顔を残すことを意識すると、顔も身体もしっかり残したままボールを打ちやすくなりました。
特に女性は飛距離を出しにくいので、当てにいくスイングが抜けないと後々苦労することになりやすいみたいです。
もちろん、練習場ではフラットなライ(ボールの置き場所)で打てるので、そこそこ当たるようにはなります。
が、実際コースに出てみると初心者のフルスイングなんて、空振りの連続。それでもめげずにまずはスイングを安定させることを目標に練習していました。
ドライバーを安定させる
また、ドライバーを安定させるのもおすすめです。初心者で飛距離が出ないうちは、ドライバーで飛距離を稼げるか稼げないかで、その後の展開がけっこう変わってきます。
1打目がチョロとかだとロングホールの遠いこと遠いこと……。メンタルにも響いて、ときにはめまいを起こしそうにもなりますよね。
しかし、とりあえず1打目だけでも100yくらい飛ばして、できればフェアウェイをキープしてくれれば、なんとか2打目もそこそこいいライから打てます。身体に沁み込ませたフルスイングのスイングして70~90yくらい飛ばして、、、といい流れを作ることができますよ。
思い返せば、ゴルフ場によっては、1打目をしっかり飛ばさないと手前は崖みたいになっていたり、めちゃくちゃラフが深かったりして、「そりゃ1打目でこんだけしか飛ばない人にとって優しい設計にはなっていないよね…」と落ち込んだこともありました。2打目からしんどい思いをする羽目になりやすいです。
なので、まずは
・スイングを安定させる
・ドライバーを安定させる
の2点を意識することが大切だと思います。
飛距離では多くは望まず、しっかり振ってまっすぐ飛ばす練習をすることが大切です。
ドライバー以外のクラブでも、しっかりと振れるスイングを練習して、まずは「練習場のライのいいところでは空振りをほとんどしなくなった」「当たりが悪くてもしっかり振っているのでそこそこ飛んでくれるようになった」と言えるレベルを目指しましょう!
こちらのコラムでは、初心者さんに向けてゴルフ練習場の利用方法を解説しています。都内のおすすめ練習場もご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめ練習グッズ
こちらのゴルフグリップを自宅でスイングをして身体に覚えさせる時に使っていました。
■中野が選ぶ!オススメ練習動画:【長岡プロのゴルフレッスン】ドライバーの打ち方
■中野が選ぶ!オススメ練習動画:ドライバーはヨコ振り、 アイアンはタテ振りすれば ナイスショットが出る!【芹澤信雄】
【130→110】ドライバー以外に得意なクラブを作る&アプローチでいつもの半分の飛距離を練習する
ドライバー以外に得意なクラブを作る
130くらいが安定して出せるようになると、次はドライバー以外に得意なクラブを作りました。
といっても、初心者の頃はウッドを持ってもユーティリティを持ってもアイアンを持っても、大きく飛距離が変わらない人も多いと思います。
もちろん飛距離が出ないからこそ、10yでも20yでも前に飛ばしたい、という気持ちになるのですが、苦手なクラブでチョロしたりダフったりするよりは、得意なクラブで練習場の8割くらいの飛距離が出た方が結果的に安定しやすいです。
しかも、初心者の頃ほど、ライが悪かったりラフに入ったりすると抜け出せなくて、深みにハマりやすいです。
そうならないように、できるだけまっすぐ、70yくらいでもいいので打ちやすいクラブを作っておくのがおすすめです。
そして、得意なクラブ以外は基本的には封印しました。中野は当時は、7番アイアンが打ちやすかったので、いったん2打目、3打目のほとんどを7番アイアンで打ちました。
途中からユーティリティも加えましたが、3番ウッドは完全に封印、5番ウッドはめちゃくちゃライが良くて、なんだかいけそうな気がする時(意外と気持ちも大事ですよね…!)だけ、打つようにしました。
ドライバーがけっこう安定していると、とりあえずまっすぐフェアウェイに行ってくれれば、7番アイアンを2回くらい打つとグリーンの近くまでいきます(ミドルホールの場合)。
そうすると、4打目で乗って、2パットのダボペースでまわることができます。もちろんそんなにうまくいかないホールもあって、まだまだ10打!とか叩くホールもありましたが、スイングさえしっかり安定してきていれば、何ホールも大叩き!ということは防げるようになります。
アプローチでいつもの半分の飛距離を練習する
また、アプローチも、細かく打ち分ける必要はありませんが、フルスイングで振るのに加えて、その半分の飛距離で打つ練習もしました。
当時はアプローチウェッジでフルスイングすると50yくらいだったので、25yくらいの練習をしました。もちろんホールによっては、40yが打てたら…15yでいいんだけど…という場面にも出くわしますが、それは次のステップにして、いったん2パターンくらい打てたら、グリーンに1回で乗せる、というくらいのことはできます。
グリーンがめちゃくちゃ早くて、しかも下ってて…!みたいな時は、もう少々グリーンエッジが遠くてもパターでいきます(笑)!
大ケガしなければOKということで、アプローチも「とりあえずグリーンに乗せる」というのを目標に、アプローチのパターンを1つ増やしてみるのもおすすめです。
・ドライバー以外の得意なクラブを作る
→得意なクラブで練習場の8割くらいの飛距離を出せるように得意なクラブを極める
・得意なクラブ以外は封印!
→まずはある程度伸ばすことを意識
・アプローチはいつもの半分の距離で
→いったん2パターンくらい打てたら、グリーンに1回で乗せる事を意識!
おすすめ練習グッズ
実際には持っていないですが、アプローチの練習をするならこれが1つあれば…!というグッズだと思います。
■中野が選ぶ!オススメ練習動画:寄るアプローチはテークバックでベースを作る【古閑美保流レッスン】
【110→100切り】飛距離もある程度出せるようにする&アプローチを10yd刻みで練習する
飛距離もある程度出せるようにする
110を切ってきて、100切りが見えてくると、いよいよゴルフがかなり楽しい時ではないでしょうか。
人生初めての…!100切り…!と毎回ワクワクしますよね。そのくらいになると、ドライバー、ユーティリティ、7番アイアンくらいは、そこそこ飛距離が出せるようになっていました。
なぜならずっとフルスイングで打つ練習をして、スイングを身体に覚えさせているので!だいたい、ドライバーは150yくらい、ユーティリティは120yくらい、7番アイアンは100~110yくらいの飛距離でした。
ウッドはほぼ封印したままでしたが、たまにフェアウェイで平らなところから打てる時は5番ウッドを使い、ちゃんと当たれば130yくらい飛んでました。
ちなみに100を切るまでは、母のおさがりゴルフクラブセットを使っていたので、メーカーもよく分からないような、初心者セットのクラブで、アイアンは7番と9番とSしかない状態でした。
それでもミドルの長め、350yのホールだったとしたら、ドライバーで150y、ユーティリティと7番アイアンを1回ずつ打ってグリーンに近づけて、4打目で乗せる、基本は2パットでダボ、という感じでした。
アプローチを10yd刻みで練習する
たまに短めのミドルやショートホールで、奇跡的にパーオンしてみたり、逆にロングホールで苦戦してトリ、ダブルパーになってみたり、というのでだいたい100ちょい、みたいな感じでした。
それを大きく変えて一気に100切りまでいけたのが、アプローチです。
男性は飛距離が出やすいので、そもそもパーオン、というのがそんなに難しくないと思いますが(飛距離だけで見たら)、女性はそこそこ上達していても、パーオンというのはけっこう難しいもんですよね。
短めのホールで、ドライバーが上手く当たればパーオンも狙えることがありますが、それでも2打目がアイアン、というのは本当にラッキーホールくらいで、ドライバーが当たっても2打目はユーティリティやウッドで乗せる、もしくはグリーンに近づけるのが精一杯という方が多いのではないでしょうか。
そうなると、3打目のアプローチがすごく重要で、アプローチでとりあえず乗せるのか、しっかり狙って打てるのかで、パーを取れる確率がグッと変わってきます。
100を切ろうと思うと、ボギーとダボが半々でギリギリ99になるので、パーは取れなくても100切りできるのですが、やっぱり安定して100が切れない頃というのは、バンカーでハマったり、OBや1ペナでトリプルボギーやダブルパーをたたいてしまうことも多いですよね。
そんな時に1つか2つパーがあるだけで、100を切れるか切れないかというのは大きく違ってくるので、アプローチでしっかり寄せて、1パット、というのがとても現実的です。
もちろん飛距離に自信がある方は、ドライバーとウッドやユーティリティだけでパーオンも狙えると思いますので、ウッドやユーティリティの方向性をしっかり練習するというのもありだと思います!
ただ、一般的な飛距離、もしくは平均よりちょっと飛ぶ、というくらいであれば、アプローチをしっかり練習するのが、個人的にはとてもおすすめです。
・飛距離をある程度出せるようになる
→ずっとフルスイングをしていたことで得意なドライバーでは距離を出せるようになるはず
・アプローチを10yd刻みで練習する
→3打目のアプローチでしっかり狙って行くことを意識!
10yd刻みの練習の仕方はこちらの記事にも詳しく書いていますので、もしよかったら見てみてくださいね。
アプローチの練習は無駄じゃない!
アプローチの練習は、100を切ってからも決して無駄にはなりませんし、アプローチの苦手意識がないだけで、無理して乗せなくても刻んで、アプローチでしっかり寄せればいい、という安心感にもつながるので、力が入ってミスショットをしてしまいそうな時や、手前にバンカーがあって狙うか刻むか悩む、という時にも、安心して刻むことができます。
アプローチが苦手だと、刻んだ結果アプローチでミスして結局バンカーに入ってしまったら…と思って、無理してグリーンを狙ったりすることにもなりやすいですしね。
なかなか100が切れないな、という方は、アプローチの練習とてもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。飛距離のくだりなどは女性目線になっているので、男性の方にはちょっと参考にならないところもあったかと思います。
ですが、やみくもに練習するのではなく、自分の平均スコアから考えて、どんなところに注意して練習したらいいか、一度立ち止まって見つめなおす機会になれば幸いです。
もちろん飛距離は問題ないけどスライスやシャンクばかり出てスコアが縮まらないという方や、とにかく飛距離が出せなくて…など、同じスコアでも悩みはそれぞれだと思うので、一概にこれをやったらいい!ということは言えないのですが、私の練習方法が少しでも参考になればと思い、まとめさせていただきました!
もし「こんなことで悩んでいる」「こんな風にしたら100が切れた!」
などがありましたら、ぜひぜひコメントもお待ちしています!
よくある質問
Q.150から130にスコアアップを目指す際、どんなことに意識する?
A.「スイングを安定させること」と「ドライバーを安定させること」を意識しましょう。飛距離では多くは望まず、しっかり振ってまっすぐ飛ばす練習をすることが大切です。
Q.130から110にスコアアップしたい時は何をしたら良い?
A.得意なクラブをつくりましょう。苦手なクラブで思うようなプレーができないよりは、得意なクラブで飛距離を出した方が、スコアアップにつながりやすいです。また、アプローチでいつもの半分の飛距離で打つ練習も大切です。
Q.10ヤード刻みのアプローチ練習法は?
A.練習法の一つとして、下記の方法があります。
②一般的な女性のフルスイングを65~70ヤードとした場合…
腕を9時~3時にして、フルスイングと同じスイングスピードで50ヤード飛ぶように練習する
③②ができたら、クラブを10cm短く持って、40ヤード飛ぶように練習する
④腕を8時~4時にして、クラブを普通に持ち、30ヤード飛ぶように練習する
⑤④ができたら、クラブを10cm短く持って、20ヤード飛ぶように練習する