8月7日最終日を迎えた2022年JLPGAツアー第22戦「北海道 ｍｅｉｊｉ カップ」。ベテラン横峯さくら選手が久々の優勝争い。
さて優勝は？「北海道 ｍｅｉｊｉ カップ」の優勝争いや優勝選手、注目選手の結果をレポートします。

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イミニョン選手が1打差で優勝、2位は横峯さくら選手・櫻井心那選手

出典：逆転Vのイミニョン『トップは知らなかった』｜JLPGA｜日本女子プロゴルフ協会

8月5日～7日の日程で開催された2022年JLPGAツアー第22戦「北海道 ｍｅｉｊｉ カップ」が終わりました。ベテラン横峯さくら（よこみね さくら）選手が絶好調。

クラブハウスリーダーで待つ横峯選手を、韓国のイミニョン選手、上田桃子（うえだ ももこ）選手、櫻井心那（さくらい ここな）選手が追う展開に。

勝負の行方は最終組の最終ホールまでわかりませんでしたが、最終ホールをバーディとしたイミニョン選手が1打差で優勝、3年振り通算6勝目に輝きました。2位には 横峯さくら選手と櫻井心那選手が入り、上田桃子選手は4位でした。

優勝は韓国のイミニョン選手が逆転で今季初、通算では3年振り6勝目

最終組は上田桃子、鈴木愛、櫻井心那

出典：上田桃子｜JLPGA｜日本女子プロゴルフ協会

最終日の組み合わせは、5アンダー首位タイの上田桃子、鈴木愛（すずき あい）の実力者にルーキーでレギュラー2試合目の櫻井心那選手が4アンダー3位タイ。

イミニョン選手は4アンダー3位タイで1組前から、横峯さくら選手は2アンダー9位タイで4組前からのスタートでした。

上田桃子使用ドライバー

キャロウェイ　EPIC SPEED◆◆◆（トリプルダイヤモンド）DSドライバー (10.5°)

上田桃子クラブセッティング

前半は横峯さくら選手が5バーディと爆発

出典：横峯さくら｜JLPGA｜日本女子プロゴルフ協会

前半は横峯選手が大爆発。往年を彷彿させるプレーで5バーディノーボギーと7アンダーまで伸ばして後半へ。

イミニョン選手は2打伸ばして6アンダーで後半に進みますが、最終組の3人は、上田選手が3バーディ3ボギーで5アンダーのまま、鈴木選手は1バーディ2ボギーで4アンダーに後退、櫻井選手は2バーディ1ダブルボーギーで4アンダーのまま後半に進みました。

横峯さくら使用ドライバー

キャロウェイ　ROGUE ST MAXドライバー(9°)

最終組は櫻井選手が後半好調

後半に入ると横峯選手の勢いも止まり、16番をバーディとして8アンダーでホールアウト。イミニョン選手は16番までに2打伸ばし8アンダーで迎えた18番のバーディパットを慎重に決め9アンダーでホールアウト。横峯選手の優勝はなくなりました。

最終組は櫻井選手が後半好調。10番、11番のバーディの後、14番でもバーディ、17番では15mほどのバーディパットを決めて、8アンダーで臨んだ2mのバーディパットが左を通過、プレーオフには残れませんでした。

上田選手、鈴木選手も後半2打ずつ伸ばしましたが、7アンダーと6アンダー止まり。4位と5位タイに終わっています。

出典：櫻井心那｜JLPGA｜日本女子プロゴルフ協会

櫻井選手はリランキング140位と苦しい位置での参戦でしたが、2位タイに入ったことで次戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」への出場権を手に入れました。

その他注目選手の結果

竹田麗央選手は背中痛で欠場しましたが、石川明日香選手と笠りつ子選手は決勝に進みました。

石川 明日香（いあしかわ あすか）選手

出典：石川明日香｜JLPGA｜日本女子プロゴルフ協会

1アンダー14位タイで予選を通過。最終日の上位進出が期待されるもスコアは伸ばせずイーブンパー26位タイに終わりました。

メルセデスポイント13ptを獲得して293.30ptランキング42位から43位にダウンしました。

竹田 麗央（たけだ りお）選手

出典：竹田麗央｜JLPGA｜日本女子プロゴルフ協会

背中痛の欠場で、メルセデスポイントは92.80ptで変わらず、ランキングは86位から89位にダウンしました。

笠 りつ子（りゅう りつこ）選手

出典：笠りつ子｜JLPGA｜日本女子プロゴルフ協

2日目終わってイーブンパー19位タイから最終日は3アンダーで回り11位タイまで順位を上げました。

メルセデスポイント36ptを獲得して379.43ptランキング34位から32位にアップしました。

北海道 ｍｅｉｊｉ カップの出場選手は？

前回は2019年まで遡り、韓国のペ ソンウ選手が台湾のテレサ・ルー選手をプレーオフで下して優勝を飾りました。
3年振りとなる2022年大会には、ペ ソンウ、テレサ・ルー選手始め北海道出身の小祝さくら（こいわい さくら）、菊地絵理香（きくち えりか）、成澤祐美（なりさわ ゆみ）、青木 瀬令奈（あおきせれな）など総勢108名が出場予定です。

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北海道 ｍｅｉｊｉ カップ概要

1978年「北海道女子オープンゴルフトーナメント」として開催された大会です。
優勝は永久シード選手の一人である、大迫たつ子（おおさこ たつこ）選手でした。
その後、後援会社の変更により大会名称は変わりますが、2019年までは連続して開催されてきました。

1988年より「東洋水産レディス北海道」、2004年より「シャトレーゼクイーンズカップ」2006年より明治製菓を特別協賛に迎え「Ｍｅｉｊｉチョコレートカップ」、2007年より「明治チョコレートカップ」、2011年より「ｍｅｉｊｉ カップ」2017年より現行の「北海道 ｍｅｉｊｉ カップ」に変更され現在に至ります。
その他、北海道 ｍｅｉｊｉ カップの詳細は次のとおりです。

正式名称	北海道 ｍｅｉｊｉ カップ
開催コース	札幌国際カントリークラブ 島松コース（6,557Yards Par72）
開催日	8月5日～8月7日
賞金総額	¥90,000,000
優勝賞金（獲得賞金）	¥16,200,000

2022年北海道 ｍｅｉｊｉ カップの競技日程

2022年北海道 ｍｅｉｊｉ カップは2022年8月5日（金）～2022年8月7日（日） の3日間にわたって開催されます。初日の8月5日は8:20分開始の予定です。

予選ラウンド

決勝ラウンド

2022年北海道 ｍｅｉｊｉ カップのテレビ放送の予定は？

2022年北海道 ｍｅｉｊｉ カップは、次のスケジュールでの放送が予定されています。

【地上波】UHB

【BS放送】BSフジ

【CS放送】ゴルフネットワーク

【インターネット配信】GOLFTV・DAZN

2022年北海道 ｍｅｉｊｉ カップの注目選手

石川 明日香（いあしかわ あすか）選手

出典：石川明日香 | JLPGA | 日本女子プロゴルフ協会

1997年9月生まれ大阪府の出身。高校を卒業して、大阪産業大学に在学中の2016年プロテストを受けて10位タイで一発合格を果たしました。

プロ初戦でプロ初優勝

プロ初戦は、2016年ステップ・アップ・ツアー「山陰合同銀行 Duoカードレディース」でした。
初日は2オーバー32位タイの静かな滑り出しから、2日目に7アンダー65と大爆発。2位に3打差を付けて単独首位に立つと、最終日も4アンダー68をマークして逃げ切りで優勝に輝きます。
2位に4打差をつける危なげないプロ初優勝をプロ初戦で飾りました。

期待されるも応えられず

レギュラーツアーでも直ぐの活躍が期待されましたが、2016年のQTに失敗。QTランキング183位で臨んだ2017年シーズンは、レギュラーツアーには2試合しか出場できずどちらも予選落ちに終わっています。
2017年のQTは36位で通過。2018年は29試合に出場しましたが、初戦から10戦連続予選落ちなどもあり、賞金ランキングは63位に終わりました。

ステップ・アップ・ツアーで年間2勝

2018年のQTは想定外の134位に終わり、2019年はステップ・アップ・ツアーが主戦場でした。
レギュラーツアーには3試合の出場で賞金ランキング157位に沈みましたが、17試合に出場したステップ・アップ・ツアーでは2試合で優勝を飾り、翌年に闘志を燃やします。しかし、2019年のQTは61位と出遅れ、2020-21年は38試合の出場で賞金ランキング65位、メルセデス・ランキングは62位に終わりました。

2022年は絶好のチャンス

2022年シーズンはQTランキング2位で参戦、前半戦終了時点で、メルセデス・ランキングは36位とシード圏内につけてリランキングは9位でした。
シードに向けて大切な後半戦。先ずはこの大会で好成績を上げてはずみを付けたいところです。

竹田 麗央（たけだ りお）選手

出典：竹田 麗央 | JLPGA | 日本女子プロゴルフ協会

2003年4月生まれ熊本県出身。母親が62期生でティーチングプロフェッショナル資格 A級を持つ平瀬哲子（ひらせ さとこ）選手、叔母がJLPGAツアー優勝18回、2度の賞金女王に輝いた平瀬真由美（ひらせ まゆみ）選手です。

QTの失敗からリランキングでつないだ望み

2021年の「日本女子オープン」ではベストアマを獲得。
2021年度のプロテストには5位タイで一発合格を果たしました。
ところが、2022年シーズンの出場権がかかった2021年QTではファイナルまで進めず133位と敗退。それでも、前半戦は5試合に出場できて、3試合で決勝まで進出。リランキング50位で後半戦に進みました。

目指したいシード権

後半戦最初の「大東建託・いい部屋ネットレディス」では14位タイとまずまずの成績。メルセデスポイント40.50ptを稼いで、ランキングは95位から85位まで上昇しました。2戦目の「楽天スーパーレディース」では背中痛で途中棄権を余儀なくされています。シード権獲得に向けてはここからが正念場。出場優先順位50位は微妙な順番ですが、次戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」までは出場が決まっています。体調に気をつけて、実力を発揮して欲しいですね。

笠 りつ子（りゅう りつこ）選手

出典：笠りつ子 | JLPGA | 日本女子プロゴルフ協会

1987年11月生まれ熊本県出身。2006年のプロテストに合格して、2010年には賞金ランキングで37位に入り初シード権を獲得します。

シード1年目で初優勝

初優勝はシード1年目の2011年「ニトリレディスゴルフトーナメント」。
初日イーブンパー24位タイから、2日目は4アンダーで回り首位タイに浮上。最終組は首位から2打差までに19人がひしめく大混戦を、最終ホールをバーディとして1打差で優勝に輝いています。以降2021年の「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」含め6回の優勝を重ねました。

届かなかった賞金女王

2016年は2回の優勝に輝いて、終盤まで賞金女王争いを繰り広げた年でした。
「ｍｅｉｊｉ カップ」までに早々と3勝を挙げて首位を行くイ・ボミ選手を、「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」と「ニトリレディスゴルフトーナメント」で勝って追い上げを見せましたが、イ・ボミ選手はさらに2勝を加えこの年5勝で2年連続の賞金女王に輝き、笠選手は3位に終わりました。

シード喪失から1年で復帰

2018年に賞金ランキング52位になり2019年のシードを失いますが、1年で復帰。2022年シーズンもシード選手として参戦中です。
そろそろ7勝目が欲しい頃ですね。

開催コースは【北海道】札幌国際カントリークラブ 島松コース

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1963年開場、白樺、なら、栗などの天然林にセパレートされたA・B・C各9ホール、計27ホールの林間コース。十分に広いフェアウェイで、プロには難しく、アマチュアには親しみやすいゴルフ場です。

Aコース

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深い樹海に囲まれた自然感あふれるコース。適度なアップ・ダウンによる、前上がりや前下がりのライに加え砲台グリーンが攻略を難しくしています。テクニックを要求されるコースです。特に2つあるショートホールはどちらも距離が長く、ガードバンカーもしっかり効いていて、スコアメイクに苦労します。

Bコース

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やはり樹海に囲まれた、自然の中でのゴルフが楽しめるコース。6番ロングホールはバックティーからだと600ヤードの長いホール。刻むところは正確に刻んで、サードショットで長いクラブを持つほうがスコアメイクには効果的かも。4番ミドルホール付近では運が良ければキタキツネに出会えるかもしませんよ。

Cコース

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A・B両コースとは違ってフラットでホッとするコース。グリーンも1グリーンで大きいためパーオンのチャンスもグッと増えます。4番は、右ドッグレッグの比較的距離が短いミドルホール。右側のクロスバンカーと谷を避けてティーショットが左にうまく打てれば、パーが取りやすいホールです。

チケット

当日券の販売はありません。

出場選手のクラブセッティング

小祝さくら選手

青木瀬令奈選手

稲見萌寧選手

吉田優利選手

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よくある質問

Q.「北海道 ｍｅｉｊｉ カップ」の優勝賞金は？

A.2022年北海道 ｍｅｉｊｉ カップの優勝賞金は1620万円です。

Q.「北海道 ｍｅｉｊｉ カップ」の競技日程は？

A.2022年北海道 ｍｅｉｊｉ カップは札幌国際カントリークラブ 島松コースで8月5日～8月7日開催されます。

Q.「北海道 ｍｅｉｊｉ カップ」のごるトクの注目選手は？

A.石川 明日香（いあしかわ あすか）選手、竹田 麗央（たけだ りお）選手、笠 りつ子（りゅう りつこ）選手です。詳しくは2022年北海道 ｍｅｉｊｉ カップの注目選手