6月17日～19日の日程で開催された、2022年JLPGAツアー第16戦「ニチレイレディス」。最終日は、最終組の西村優菜（にしむら ゆな）選手と森田遥（もりた はるか）選手の一騎打ちの展開に。森田選手1打リードで迎えた15番ミドルホールで、まさかのトラブル。形勢は逆転して西村選手が今季初優勝を飾りました。

2位は優勝争いを演じた森田選手。3位には前半ホールインワンで追い上げた稲見萌寧（いなみ もね）選手と山下美夢有（やました みゆう）選手が入り、最終日首位タイでスタートしたルーキーの佐藤心結（さとう みゆ）選手はスコアを伸ばせず5位でした。

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更新情報

優勝は西村優菜選手！【大会新記録で通算5勝目】

出典：西村優菜が今季初優勝 9カ月ぶりのツアー5勝目【国内女子ツアー LPGA】｜GDO　ゴルフダイジェスト・オンライン

最終日の組み合わせは、2日目7アンダーで追い上げた森田遥、初日7アンダーでここまでボギーなしの西村優菜、初日アウトを29の8アンダー、ここまで2イーグルの佐藤心結の3選手が11アンダーで並んで最終組。

3打差の8アンダー4位で稲見萌寧が1組前から、7アンダー5位タイの山下美夢有選手は2組前からのスタートでした。

優勝の西村優菜選手の気になるクラブセッティングは？

稲見萌寧選手が4番ホールで首位に迫るホールインワン達成

出典： 稲見萌寧｜JLPGA｜日本女子プロゴルフ協会

先ずは稲見選手が見せ場を作ります。1番をバーディとして9アンダーで迎えた4番185ヤードと決して短くはないショートホールでホールインワンを達成、7番ロングホールもバーディとして12アンダーでバックナインに向かいました。

ホールインワンを果たした稲見萌寧選手のクラブセッティングは？

動じない最終組

出典：佐藤心結　連日のイーグル奪取で首位キープ｜JLPGA｜日本女子プロゴルフ協会

それでも最終組は動じません。西村選手は1番、4番をバーディとして13アンダー。森田選手は2番4番7番9番でバーディを奪って15アンダーまで伸ばしてバックナインに臨みました。

しかし、佐藤選手はバーディチャンスを作れない苦しい展開からボギーを叩いて10アンダーに後退、優勝争いから脱落しました。

佐藤心結選手の使用ドライバー

西村選手と森田選手の優勝争い

出典：森田遥　15番で痛恨のミスが…｜JLPGA｜日本女子プロゴルフ協会

勝負のサンデーバックナイン。先を行く稲見選手に前半の勢いはなく、12アンダーから伸ばせません。西村選手が10番でバーディを奪って14アンダー。

勝負は西村選手と森田選手に絞られました。

西村選手がまさかのシャンク

西村選手14アンダー、森田選手15アンダーで迎えた15番370ヤードのミドルホール。2人共ティショットは残り100ヤード前後の絶好の位置から、先ずは西村選手が約5mに2オン。

これを見た森田選手のセカンドショットはまさかのシャンク。林の中に入ったボールを寄せることができずボギーにして1打落とすと、西村選手がバーディパットを決めて逆転に成功、17番18番でもバーディを奪い17アンダーの大会記録で優勝を決めました。

その他注目選手の結果

木村選手は予選を通過しましたが、野澤選手と林選手は予選落ちに終わりました。

木村 彩子（きむら あやこ）選手

出典：木村彩子｜JLPGA｜日本女子プロゴルフ協会

初日1番ロングホールをチップインイーグルとするなど、2アンダー23位タイと好位置からのスタートでした。

しかし、2日目はスコアを落としてギリギリで予選通過。最終日に立て直してトータル3アンダー38位タイで競技を終えています。

野澤 真央（のざわ まお）選手

初日2日目共イーブンパーの72でした。2日目の18番ロングホールではイーグルを奪うも1打足りず決勝には進めませんでした。

林 菜乃子（はやし なのこ）選手

初日は1アンダー36位タイとまずまずの位置でしたが、2日目75トータル2オーバー73位タイで予選落ちでした。初日28パットから2日目は32パット。この差がスコアに現れた形ですね。

ニチレイレディス概要

1999年「アピタ・サークルＫ・サンクスレディス」として開催された大会です。2006年「ニチレイレディス」としての第1回大会が、茨城県美浦ゴルフ倶楽部にて開催されました。

一時「ニチレイＰＧＭレディス」の時代を経て、2010年より会場を袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースに移し、大会名称も「ニチレイレディス」に戻して開催、現在に至ります。

ここまでの優勝回数は2021年優勝の申ジエ選手が4回と最多。続いて横峯さくら選手と鈴木愛選手が2回ずつ。さて今年の優勝はこの3人のなかから出るのでしょうか。

その他、ニチレイレディスの詳細は次のとおりです。

正式名称	ニチレイレディス
開催コース	袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース（6,563Yards Par72）
開催日	6月17日～6月19日
賞金総額	¥100,000,000
優勝賞金	¥18,000,000

2022年ニチレイレディスの競技日程

2022年ニチレイレディスは2022年6月17日（金）～2022年6月19日（日）の3日間にわたって開催されます。初日の6月17日は8:00分開始の予定です

予選ラウンド

決勝ラウンド

2022年ニチレイレディスのテレビ放送の予定は？

2022年ニチレイレディスは、次のスケジュールでの放送が予定されています。

【地上波】テレビ東京6局ネット

【BS放送】BSテレ東

【CS放送】スカイA

【インターネット配信】

2022年ニチレイレディスの注目選手

木村 彩子（きむら あやこ）選手

引用元：木村彩子｜JLPGA

1995年11月生まれ大阪府出身。2014年のプロテストには決勝まで進むも不合格、2回目の2015年に6位タイで合格を果たしました。

2015年のQTを41位で通過、2016年はレギュラーツアー28試合に出場します。

2018年シーズン初シード権を獲得

しかし、レギュラーツアーの壁は厚く予選落ちが19回。トップテンには一度も入れず賞金ランキングは95位。翌2017年はQTランキング64位でレギュラーツアー出場は5試合のみ。ステップ・アップ・ツアーが主戦場になりました。

QTランキング47位の資格で臨んだ2018年シーズンは、「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」で2位タイの成績を上げて1stリランキングを26位で通過。27試合に出場して賞金ランキング43位でシード権を掴みました。

最終日7アンダーでプレーオフへ

せっかく掴んだシード権は2019年に一度手放しますが、2020-21年シーズン50試合に出場してトップテン入り6回、賞金ランキング32位ですぐに取り返します。

そのトップテンに入った2021年「スタンレーレディスゴルフトーナメント」では、2日目を終わって3アンダー24位タイから最終日に7アンダーの猛チャージを見せて10アンダーの首位タイに浮上、4人でのプレーオフに持ち込みました。

相手は、優勝した渋野日向子、チップインバーディで生き残ったペソンウ、アマチュア優勝が期待された佐藤心結の3選手。復活優勝やアマチュア優勝がクローズアップされましたが、最終日7アンダーで猛追を見せた木村選手も見事でした。

木村彩子選手使用ドライバー

よくある質問

Q.「2022年ニチレイレディス」の競技日程は？

A.2022年6月17日～6月１９日、袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースで開催されます。

Q.「2022年ニチレイレディス」の優勝賞金は？

A.優勝賞金は18,000,000円、賞金総額は100,000,000円です。

Q.ごるトクの注目選手は？

A.木村 彩子選手、野澤 真央選手、林 菜乃子選手です。