6月17日～19日の日程で開催された2022年JLPGAステップ・アップ・ツアー第7戦「ユピテル・静岡新聞 SBS レディース大会」。最終日首位スタートの台湾出身フェービー・ヤオ選手が後半スコアを落としながらも逃げ切りで優勝。優勝賞金360万円を獲得しました。

2打差の2位には、最終日5アンダーで猛追を見せた村田理沙（むらた りさ）選手が入り、3位に最終日首位タイでスタートした宮澤美咲（みやざわ みさき）、篠原まりあ（しのはら まりあ）、成澤祐美（なりさわ ゆみ）、吉田弓美子（よしだ ゆみこ）の4選手が入っています。

2022年第1戦～第6戦のステップ・アップ・ツアーの結果をみる

優勝はステップ・アップ・ツアー初出場のフェービー・ヤオ選手

引用元：フェービー・ヤオ｜JLPGA

優勝争いは、最終日4アンダー首位タイで最終組のフェービー・ヤオ選手と宮澤美咲選手を、吉田弓美子選手など3アンダー3位タイの3選手と、成澤祐美選手など2アンダー6位タイの3名が追いかける展開。

フェービー・ヤオ選手は前半から独走態勢

引用元：成澤 佑美｜JLPGA

しかし、試合が始まってみれば、フェービー・ヤオ選手が前半3バーディを奪って7アンダーまで伸ばす間に、トップタイの宮澤選手は1打落として3アンダーに後退。

3アンダーグループの3名も、吉田選手のイーブンパーがやっと。2アンダーグループの3名も成澤選手のパープレーがやっとと、前半だけで2位に4打差をつけて独走態勢に入ります。

フェービー・ヤオ選手まさかの3連続ボギー

後半に入ってもフェービー・ヤオ選手の勢いは止まらず、10番、11番を連続バーディとして9アンダー。このまま逃げ切ると誰もが思いました。

しかし、続く12番をボギーにすると勢いは止まります。バーディが来ないどころか16番からの上がり3ホールを3連続ボギー。

あっという間に5アンダーまで落としてしまいました。

村田理沙選手と成澤祐美選手が伸ばせども届かず

引用元：村田 理沙｜JLPGA

しかし、最終日追い上げを見せたのは2オーバー16位タイからスタートの村田理沙選手のみ。

5アンダーの猛追を見せても3アンダーと2打及びませんでした。もう一人2アンダースタートの成澤選手が、4アンダーまで伸ばして詰め寄りましたが最終18番ホールで痛恨のダブルボギー。こちらも届かず3位タイに終わりました。

その他注目選手の結果

吉本選手と星野選手は決勝に進出。廣田選手は予選落ちに終わりました

吉本 ここね（よしもと ここね）選手

初日2オーバー36位タイから、2日目、最終日と浮上できず33位タイで終わりました。

引用元：吉本ここね｜JLPGA

廣田 真優（ひろた まゆ）選手

初日4ボギー62位タイから2日目2バーディ5ボギーでトータル7オーバー62位タイでした。

2日間9つのボギーの中で3パット6回はもったいなかったですね。

引用元：廣田 真優｜JLPGA

星野 杏奈（ほしの あんな）選手

初日1オーバー、2日目2オーバー、最終日イーブンパーと変動の少ないゴルフを展開、トータル3オーバー17位タイで終わりました。

引用元：星野 杏奈｜JLPGA

ユピテル・静岡新聞 SBS レディース概要

2016年静岡新聞と静岡放送との共催、で静岡県の静岡カントリー浜岡コースを舞台に新規開催された大会です。

以降毎年開催されて2022年大会で7回目になります。過去6大会中プレーオフでの決着が3回と優勝争いは熾烈。静岡県出身の選手も出場して大会を盛り上げます。

その他、ユピテル・静岡新聞 SBS レディースの詳細は次のとおりです。

正式名称	ユピテル・静岡新聞 SBS レディース
開催コース	静岡カントリー浜岡コース（6,531Yards Par72）
開催日	6月17日～6月19日
賞金総額	¥20,000,000
優勝賞金(獲得賞金)	¥3,600,000

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2022年ユピテル・静岡新聞 SBS レディースの競技日程

2022年ユピテル・静岡新聞 SBS レディースは2022年6月17日（金）～2022年6月19日（日）の3日間にわたって開催されます。

予選ラウンド

決勝ラウンド

2022年ユピテル・静岡新聞 SBS レディースのテレビ放送の予定は？

2022年ユピテル・静岡新聞 SBS レディースは、次のスケジュールでの放送が予定されています。

【地上波】静岡放送（SBS)

【CS放送】スカイA

【インターネット配信】ユピテル・静岡新聞SBSレディース公式HP

2022年ユピテル・静岡新聞 SBS レディースの注目選手

吉本 ここね（よしもと ここね）選手

引用元：吉本 ここね｜JLPGA

2000年1月生まれ北海道出身。2018年のプロテストに10位タイで一発合格を果たし、2019年シーズンはQTランキング43位の成績で参戦しました。

2020-21年シーズンはフル出場

2019年は、レギュラーツアー28試合に出場して予選落ちが18回と満足な結果は残せず賞金ランキングは99位で終戦。

2020-21年シーズンはQTランキング11位と、前半戦出場権を獲得しての参戦でした。2020年の「日本女子オープンゴルフ選手権」7位タイの活躍もあり、1stリランキングを29位で通過、2ndリランキングも35位で通過して50試合に出場。

しかし、トップテン回数は2回と少なく、賞金ランキングは76位止まり。シード権獲得とはなりませんでした。2022年はQTランキング60位で参戦中。先ずはステップ・アップ・ツアーでしっかり実力を付けたいところです。

廣田 真優（ひろた まゆ）選手

引用元：廣田 真優｜JLPGA

1999年6月生まれ東京都出身。2018年のプロテストで4位に入り一発合格を果たしました。

この年は黄金世代の2回目の受験と重なり、黄金世代7名が合格。1学年下は合格者4名と厳しい年でしたが、同学年では最上位での合格でした。

ステップ・アップ・ツアー連続32試合予選通過継続中

2018年のQTはファイナルに進めず105位で通過。1st、2ndのりランキングも67位、64位と上位には行けず、レギュラーツアーは9試合の出場で賞金ランキング116位に沈みました。

2020-21年シーズンは賞金ランキング129位とレギュラーツアーでは結果を残せていませんが、プロになって出場したステップ・アップ・ツアー32試合では1度も予選落ちのない安定した成績を残しています。

2022年シーズンはQTランキング53位で参戦中。

星野 杏奈（ほしの あんな）選手

引用元：林菜乃子｜JLPGA

1999年2月生まれ埼玉県出身。黄金世代の一人ですが日本大学に進学、2021年のプロテストで9位合格を果たしました。

学生時代は2017年の「信夫杯争奪日本女子大学ゴルフ対抗戦」で1年生ながら最優秀選手に輝いています。

初日の好位置を維持できず

2021年のQTはファイナル・ステージに進出。初日3アンダー11位タイの絶好の位置から、2日目以降スコアを崩し最終的に4オーバー47位で通過しました。

微妙な位置ながらレギュラーツアーには7試合に出場して2試合で決勝進出を果たしています。そろそろ結果が欲しいですね。

開催コースは【静岡県】静岡カントリー浜岡コース

引用元：静岡カントリー　浜岡コース 楽天GORAで「静岡カントリー浜岡コース」を見る

1969年開業、遠州灘を望む雄大な景観が堪能できる丘陵コース。

世界的なコース設計家リース・ジョーンズ氏によるコース改修を終えた、小笠コース18ホールと、高松コース18ホール計36ホールよりなる雄大なコースです。

「ユピテル・静岡新聞 SBS レディース」では、小笠・高松の両コースを組み合わせたチャンピオンコースとして使用されます。

1グリーンの小笠コース

引用元：静岡カントリー　浜岡コース

小笠コースはアウト35イン37と変則的な18ホール。ジョーンズ氏のコース改修により全ホール2グリーンから1グリーンに変更されました。

風に影響されやすい池越えのショートホールやグリーンの手前にクリーク、奥には池の待ち構えるロングホールなど、クラブ選びに慎重さが要求されるホールが攻略を難しくしています。

バンカーに注意したい高松コース

引用元：静岡カントリー　浜岡コース 楽天GORAで「静岡カントリー浜岡コース」を見る

高松コースはジョーンズ氏のコース改修により、全ホールのバンカーが見直された18ホールです。

バンカーを避けたティーショットが鍵となるミドルホールや、池超え谷越のショートホールなど、クラブ選びに加えて、距離のコントロールが重要になる18ホールです。

どちらのコースもキャディさん付きプレーでは、乗用カートのフェアウェイ乗り入れが可能ですよ。

チケット

無観客での開催のためチケットの販売はありません。

あわせて読みたい「2022年ステップ・アップ・ツアーの大会結果」

2022年第1戦～第6戦のステップ・アップ・ツアーの優勝選手や結果をまとめています。

よくある質問

Q.「ユピテル・静岡新聞 SBS レディース」の競技日程は？

A.2022年6月17日～6月19日、静岡カントリー浜岡コースを舞台に開催されます。

Q.「ユピテル・静岡新聞 SBS レディース」の優勝賞金は？

A.優勝賞金は3,600,000円、賞金総額20,000,000円です。

Q.ごるトクの注目選手は？

A.吉本 ここね選手、廣田 真優選手、星野 杏奈選手です。