11月1日～4日まで4日間72ホールの最終プロテストが終わりました。合格者は18位タイまでのきっちり20名。
トップ合格は2003年4月生まれの神谷そら選手。トータル10アンダーと、2位以下に2打差を付ける危なげない合格でした。
18位タイは3オーバーで3選手が並び、ここまでが20位以内で合格ですが、1打差の4アンダー21位タイには7人が並ぶ激戦でした。また、現役高校生の合格者が1人だけと寂しい結果になりました。

現役高校生は1人だけの狭き門

2019年に制度変更

JLPGA最終プロテストの制度が変わったのは2019年からです。2018年までの受験資格では「最終プロテスト開催年度4月1日時点で満18歳以上」だった年齢制限が、2019年からは満17歳以上と変更されたのです。

これにより、高校3年生での受験が可能になり、他の職業と同じように、高校を卒業してすぐに就業の道が開けたはずでした。

2019年は2世代が同時受験

したがって、制度が変更された2019年のプロテストには2019年に高校卒業世代と、2020年高校卒業予定世代の2世代が同時に受験したのです。

具体的には、西村優菜選手や安田祐香選手の2000年度生まれと、山下美夢有選手や西郷真央選手などの2001年度生まれ。

しかし、合格者は20位タイまでと変わらず、現役高校生世代にしわ寄せがきた感は否めません。それでも2019年～2021年までの3期は複数人の現役高校生が合格してきたのですが、2022年は1人だけの狭き門となりました。

現役高校生合格　藤井美羽（ふじい みう）選手

ただ一人現役合格を果たした藤井美羽選手。2004年7月生まれで愛知県栄徳高等学校の在学生です。最終プロテストでは4日間とも安定したゴルフでトータル7アンダー4位タイでの合格でした。

2021年には「愛知県ジュニアゴルフ選手権」、「中部女子学生ゴルフ選手権」、「中部日本女子アマチュアゴルファーズ選手権」などで優勝を重ねて、中部地区では敵なしでした。

2022年「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」では予選落ちに終わっていますが、気を取り直してプロテストには合格を果たしました。

注目選手の結果

シード選手の結果

「日本女子アマチュアゴルフ選手権の優勝者」寺岡沙弥香（てらおか　さやか）選手は1打足りずに不合格。小暮千広（こぐれ ちひろ）選手は8アンダー2位タイで合格を決めました。

また、「日本女子オープンゴルフ選手権のローアマチュア」の馬場咲希（ばば さき）選手と「世界アマチュアゴルフランキング上位10位」の梶谷翼（かじたに つばさ）選手は受験をしませんでした。

実力者も不合格

2019年シーズンまでJLPGAツアーに参戦の、髙木優奈（たかぎ ゆな）選手は63位タイ、や澤田知佳（さわだ ちか）選手は43位タイで不合格に終わりました。

また、ウェッブレッスンの中野なゆ選手やUSLPGAツアーQスクールを受験中の識西諭里（おにし ゆり）選手も不合格に終わっています。

2022年JLPGAプロテスト合格者一覧

よくある質問

Q.2022年最終プロテスト1位は誰ですか？

A.神谷 そら選手が、2022年最終プロテスト1位でした。

Q.2022年最終プロテストに高校生合格者はいましたか？

A.藤井美羽（ふじい みう）選手だけが、2022年最終プロテストに高校生合格者でした。詳しくは＜現役高校生合格　藤井美羽（ふじい みう）選手＞をご覧ください。

Q.梶谷翼選手は2022年プロテストを受験しましたか？

A.2022年プロテストは受験していない様でした。詳しくは＜シード選手の結果 ＞をご覧ください。