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【ZERO HALLIBURTON特集】老舗ラゲッジブランドからゴルフコレクションがデビュー!
「月から石を持ち帰った」、そんな逸話でも知られる米国の老舗ラゲッジブランド「ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン)」が、この春ブランド初となるゴルフコレクションを発表して話題を呼んだ。新規参入メーカーとしては異例の人気を博していて、中には既に完売、入荷待ち状態となっているアイテムも少なくない。
ゼロハリバートンのアイテムは、どうして多くのゴルファーの心に刺さったのか。今回の記事では、同ブランドの歴史を振り返りつつ、その秘密について探っていこうと思う。
更新情報
- ・ゼロハリバートン新商品情報を追加しました
RED CAMO EDITION 先行予約開始!
ゼロハリバートンの期待の新作「RED CAMO EDITION」が発表・先行予約が開始されました。
ゼロハリバートンのゴルフコレクションが発売開始されて以降、絶大な人気を誇るコーデュラシリーズに、燃えるような赤が特徴のレッドカモカラーが新しくデビューしました。
先行販売は、11/1~11/17までの期間限定なので、絶対に手に入れたい方は早めに購入手続きを進めましょうね。
先行予約期間 | 11月1日(火)18:00~11月17日(木)23:59 |
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予約特典 | 対象商品の予約で、オリジナルのティー(20本セット)プレゼント |
次の章では、絶対に手に入れたいRED CAMO EDITIONアイテムを紹介します。
RED CAMO EDITION注目アイテム
ゼロハリバートン キャディバッグ ZHG-CB1|82051
しっかりとした重厚感と、大人かっこいいレッドが特徴のRED CAMO EDITIONのキャディバッグです。
新色のレッドカモは、ゴルフ場でも目を惹くデザインで、注目の的になること間違いなし!
もちろんデザイン性だけでなく、機能性だって問題なし。
5分割の9インチ口径のクラブ収納部分には、ラウンドに必要なクラブをすべて収納する事が可能。
フロント部分のポケットにはティーやボールを収納する事ができます。
ゼロハリバートンでキャディバッグをもっとみるゼロハリバートン トートボストン ZHG-B1
デイリーユースにも使えるトートボストンです。
こちらも新色のレッドカモのアイテムが登場しました。
ラウンドやゴルフ練習にはもちろんの事、仕事バッグとして使っても、大容量バッグなので便利なアイテムですよ。
ゼロハリバートンでトートボストンをもっとみるゼロハリバートン ボールケース
ゴルフに欠かせないボールケースも、新作もレッドカモアイテムが登場。
はじめてのゼロハリバートンアイテムとしてもおすすめのアイテム。普段のゴルフアイテムに1つゼロハリバートンアイテムがあるだけでも、気分も上がりますし、「そのボールケースどこの?」と周囲から注目されること間違いなし。
ゼロハリバートンのボールケースには、ボールだけでなくティーの収納も可能。
ボールやティーなどラウンド中に失くしてしまいやすい小さい小物は、ボールケースに収納しておくのがおすすめですよ。
ゼロハリバートンでボールケースをもっとみるfrom ZERO to HALLIBURTON ― ゼロハリバートンというブランドの軌跡
ゼロハリバートンは、1938年に米カリフォルニアで設立された「ハリバートンケース社」を起源としている。
ゼロハリバートンという名前を聞くと、アルミ製のアタッシェケースを思い浮かべる人が多いだろう。
実際、同ブランドの始まりはアタッシェケース、しかも創業者であるアール・P・ハリバートン氏の個人的コレクションから始まっている。
その堅牢性・気密性の高さから「同じものを作ってほしい」という声が高まり、製品として量産するに至ったようだ。いつの時代も、真に良いものは自然と人々の耳目を引くということの好例だといえるだろう。
ハリバートンケース社はその後もシェアを広げ、1959年に鞄製造を託していた「Zero Corporation(ゼロ・コーポレーション)」と合併、現在の「ゼロハリバートン」という社名に至った。
2006年以降は日本の大手ラゲッジメーカー「ACE(エース)」の傘下に入り、「どんな環境にも対応するカバンを」というコンセプトのもと、幅広い製品リリースを行っている。
ブランドの象徴「アタッシェケース」
そもそもハリバートン氏がアタッシェケースを作るに至ったのには、彼の仕事が大きく関係している。
石油事業を扱う実業家だった同氏は、中東をはじめとする砂漠地帯をよく訪れることから、鞄の中に侵入する砂埃に頭を悩ましていた。
そこで知人の航空機エンジニアに相談したところ、当時航空機の素材として多く使用されていた「アルミニウム合金(ジュラルミン)」を勧められ、それを使った鞄づくりに乗り出したという。
現在でもアルミ製のアタッシェケースを指して「ジュラルミンケース」と呼ぶことがあるが、その発端はここにある。
今でこそ聞いていて違和感の無いストーリーだが、当時の時代背景を考えると、鞄のメイン素材に金属を使うというのは前代未聞のことだったはずだ。
このエピソードには、創業者であるハリバートン氏の着眼点の鋭さと、良い意味での発想の奔放さが窺われる。
航空機から鞄に、そして宇宙へ
アルミニウム合金製のアタッシェケースやスーツケースは堅牢性と密閉力に優れ、何より非常に軽量ということもあり、全米のビジネスマンや旅人の間で急速に人気を博したという。
そして、その噂は「アメリカ航空宇宙局(NASA)」の耳にも入り、かの有名なアポロ計画で使用するケースに指名されたのだ。
その結果開発されたのが、月から地球へ石を持ち帰る専用ケース「月面採取標本格納器」である。
月から石を持ち帰るために作られたケースというからには、さぞや頑強に作り込んだのだろうと思われるところだ。
しかし実際はほとんど既製品と同じもので、内部を若干改造したに過ぎなかったというから驚きだ。それだけ既に完成された堅牢性と気密性を有していたということの証左だろう。
飛行機から着想を得て生まれたケースが、空を飛び越え宇宙に飛び立った、なんともロマンに溢れる話ではないか。
それにしても、ゼロハリバートンのアタッシェケースといい、オメガのスピードマスターといい、「月に行った」というエピソードは何故こうも私たちの心を湧き立たせるのだろうか。
いかに大人らしい顔をしていたところで、私たちの心の奥底には、月面や宇宙に想いを馳せた、あの日の幼い自分の姿があるということなのかもしれない。
about ZERO HALLIBURTON ― ゼロハリバートンの持つ魅力
2018年に創業80周年を迎えたゼロハリバートン。実直なまでにラゲッジを作り続けてきた同メーカーは、どうしてこれほどまでに人々に支持されてきたのか。
ここでは、その魅力を探るため2つのポイントに着目したい。
どんな環境にも対応する堅牢性
ゼロハリバートンといえば、やはりその堅牢性の高さが最大の特徴だ。
創業当時から配合を刷新しながら使い続けているアルミニウム合金はもちろん、強度を保ちつつ更なる軽さを追求した「ポリカーボネート」、ゴルフシリーズにも使われて高い強度を誇る「コーデュラナイロン」など、「どんな環境にも対応するカバンを」というブランドコンセプトが示す通り、アイテムや用途に応じて最適の素材を使用している。
その堅牢性の高さは、数々の逸話にも表れている。
先に挙げたアポロ計画の際に使われたケースもその1つだが、それ以外にもアメリカ大統領の持つ核兵器関連資料の入った黒いバッグ、通称「核のフットボール」がゼロハリバートン製であったり、ハイジャック後に墜落した飛行機の残骸から、中身が無傷の状態のアタッシェケースが発見されたりなど、そのエピソードは枚挙に暇がない。
Made in USAへの回帰
アメリカのゼロハリバートン社CEOであるトム・ネルソン氏は2017年、全製品をアメリカ生産に切り替えると発表した。
多くのグローバル企業が不可逆的に生産拠点を発展途上国などへ外注している中、この発表は世界中から注目を集めた。
もちろん、ゼロハリバートンほどの大手メーカーであれば、生産国がどこであろうとも、商品の品質を高く保つことは容易に実現できるはずだ。
それにも関わらず、コストの高くつく自国生産へと原点回帰した背景には、利益よりもポリシーを重視する、アメリカンブランドとしての矜持が窺える。
日本企画であるゴルフラインの場合は現状アメリカ生産ではないものの、そこに反映される精神は変わらない。使われている素材やパーツ、そして作り込みへのこだわりは強く、ブランドの持つ堅牢かつ耐久性が高いというイメージはしっかり踏襲されている。
from HALLIBURTON to GOLF ― ゼロハリバートンの描くゴルフスタイル
そんなゼロハリバートンが今春、ブランド初となるゴルフコレクションを発表した。
ラゲッジブランドならではのバッグ類のみの展開かと思いきや、ウェアやアクセサリーなども含めたトータルアイテムがラインアップされている。アタッシェケースやスーツケースなどのラゲッジを実直に作り続けてきた同ブランドが、アパレルアイテムを扱うのは今回が初だということからも、その力の入れ様がわかるだろう。
ここでは、ゼロハリバートンの展開するゴルフアイテムの中から、特に注目したいものを各カテゴリーから4つピックアップして紹介しよう。
CADDIE BAG:Stand Bag ZHG-CB1|82052
老舗ラゲッジブランドということで、やはり期待値が高くなってしまうのはキャディバッグの仕上がりだ。
しかし、そこは流石のゼロハリバートン、高いハードルを軽々と超えてきた。ここでは、中でも幅広い層に人気のあるスタンドタイプを取り上げよう。
素材に使われているのは、高い耐久性を誇る1000デニールのコーデュラナイロン。「どんな環境にも対応するカバンを」というブランドコンセプトの通り、ゴルフシーンに最適であるタフな素材を選定している。
カラバリはブラック・ブラックカモ・ネイビーカモの3種類。中でも個人的には、こちらのブラックカモが一押しだ。
都会的な印象の中に、さり気ない男臭さも垣間見える絶妙なバランスは、ぜひ遊び心のある大人メンズに使ってもらいたい。
メイン収納部は、シャフトを衝撃から守る緩衝材入り。5~6分割が一般的なところ7分割になっていて、プロユースも視野に入れた本格的な作りだ。
自宅での収納時や運搬時の利便性を考え、本体はスタンド無しでも自立する仕様になっている。
日本のゴルフシーンを踏まえたこのような心配りは、日本企画ならでは。別売りのヘッドカバーと合わせてトータルコーディネートするのもおすすめだ。
公式サイトでゼロハリバートンのアイテムをみるGOLF BAG:Tote Boston ZHG-B1|82002
ラゲッジブランドであるゼロハリバートンにとって、バッグの製造はお家芸。さまざまなアーカイブを保有しているだろうが、今回リリースされたバッグ類はどれも、ゴルフユースでの使用を考えて一から作り込まれている。流石の一言だ。
中でもおすすめしたいのが、このボストントート。ゴルフ場のロッカーサイズに合わせたサイズ設計になっているのはもちろん、内部には細かい仕分けポケット付き。
底部分には独立したシューズスペースまで設けられているというから気が利いている。
その高いデザイン性と使い勝手の良さは、ゴルフシーンに限らずデイリーユースからアウトドアまで、幅広いシチュエーションで使いたくなる万能選手だ。
メイン収納部はこのように巾着式になっていて、内容物をしっかり隠してくれる。きっちり収納できる人にはもちろんだが、着替えなどが外にはみ出てしまいがちな人に特におすすめしたい。
本体背面には、スーツケースのハンドルに挿せるバンドも付いている。ゴルフ旅行に赴く際に同ブランドのスーツケースと組み合わせれば、周囲から一目置かれること間違いなしだ。
公式サイトでゼロハリバートンのアイテムをみるACCESSORY:Polycarbonate Golf pouch ZHG-B4|82045
ゼロハリバートンの代名詞といえばスーツケース。ということで、ブランドへのリスペクトを表すなら、このカートポーチは外せない存在だ。
外装には、スーツケースにも使われる堅牢素材であるポリカーボネートを使用。ブランドの象徴である2本線デザイン「ダブルリブ」も再現されていて、まさにミニチュア版スーツケースといった趣に仕上がっている。
外装のデザインは、もともとインラインアイテムとして展開しているアメニティケースのものを流用し、内装はゴルフシーンでの使用に合わせて2気室仕様に。
内容物に傷が付くのを防げるのはもちろん、ティーやボールを収納する際、付着した土や芝などの汚れが他のアイテムに移ることも防止してくれる。
2つに分けられたルームは、それぞれ更に細かく仕分けスペースが設けられているので、ゴルフシーンにはもちろん、その他の場面でも小物入れとして使うことができる。
アンダー1万円という手の出しやすい金額から、ちょっとしたプレゼントにもおすすめだ。
公式サイトでゼロハリバートンのアイテムをみるWEAR:Polo Shirt 1 ZHG-A2|82111-13
ゼロハリバートン初の試みとなるアパレルライン。それだけに、他のカテゴリーに比べて特に注力されている印象だ。
派手なデザインのものが多い日本のゴルフウェアシーンにおいて、あえてシックでスタイリッシュなものを多くラインアップしている。
これまでのゴルフウェアトレンドに食傷気味の空気が流れる中、良い風を吹かせてくれそうで期待が高まるところだ。
今回はその中でもポロシャツにフォーカスを当てたい。ゴルフウェアの定番アイテムも、ゼロハリバートンの手にかかれば、こうも高級感のある仕上がりになるから不思議なものである。
生地裏面には、ポリエステル撥水糸を使った注目素材「CARAT®(カラット)」を使用。プレー中にかいた汗を即座に乾かしてくれるので、暑い時期のラウンドでは特に重宝する一着だ。
胸元に加えて、背面には襟元に同系色でさり気なくブランドロゴが記されている。ロゴを全面に押し出し過ぎるのも考えものだが、無い場合もそれはそれで寂しい。
そんな天邪鬼な紳士諸氏におすすめしたい、心にくいディティールだといえるだろう。
カラバリは、ブラック・ネイビー・ホワイト・スモーキーブルーの4色での展開。定番色も良いが、個人的にはこのスモーキーブルーをフィーチャーしたい。
もとのデザインがシックだからこそ、色で遊んでも芯がぶれず、大人の男性にも似合う一着に仕上がっている。
公式サイトでゼロハリバートンのアイテムをみるfrom ZERO to WHERE? ― ゼロハリバートンゴルフのゼロ地点
アタッシェケースやスーツケースなど、堅牢なラゲッジ製造に定評のあるゼロハリバートン。今回の記事では、そんな同ブランドの歴史や魅力について改めておさらいし、今春からローンチされたゴルフコレクションについて概観してきた。
2022年は、ゼロハリバートンにとってゴルフ元年であり、ここから新たな歴史が紡がれていく。そこに描かれる軌跡がどのようなものになるかはわからないが、日本のゴルフシーンにおいて欠かすことのできない存在になることは間違いがなさそうだ。
今回紹介した商品スペック
CADDIE BAG:Stand Bag ZHG-CB1|82052
ブランド名 | ZERO HALLIBUTON |
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タイプ | スタンドタイプ |
高さ(フード込み) | 1250mm |
口径 | 9型 |
口枠 | 7分割 |
対応クラブ | 47inch |
重量(フード込み) | 3.2㎏ |
GOLF BAG:Tote Boston ZHG-B1|82002
ブランド名 | ZERO HALLIBUTON |
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高さ×幅×深さ | 35×43×22cm |
素材 | CORDURA 1000d ナイロン |
ACCESSORY:Polycarbonate Golf pouch ZHG-B4|82045
ブランド名 | ZERO HALLIBUTON |
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高さ×幅×深さ | 12×18×10cm |
素材 | ポリカーボネート |
WEAR:Polo Shirt 1 ZHG-A2|82111-13
ブランド名 | ZERO HALLIBUTON |
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素材 | カラット CARAT×DELTA(編物) |
カラー展開 | SMOKEY BLUE/BLACK/WHITE |
サイズ展開 | M/L/2L |
ゴルフにおススメのラゲッジブランド特集
よくある質問
Q.ゼロハリバートンってどんなブランド?
A.1938年にアメリカ・カリフォルニア州で設立された「ハリバートンケース社」が前身です。1959年に「Zero Corporation(ゼロ・コーポレーション)」と合併し、現在の「ゼロハリバートン」という社名に至りました。
堅牢性・気密性の高いアルミ製のアタッシェケースが有名なブランドです。
Q.ゼロハリバートンの持つ魅力ってなに?
A.「どんな環境にも対応するカバンを」というモットーの通り、どんな環境にも対応する堅牢性の高さが特徴です。
また、利益よりもポリシーを重視するというアメリカンブランドとしてのプライドも人々を魅了するポイントの1つでもあります。
Q.ゼロハリバートンのおすすめのアイテムは?
A.キャディバッグ、ボストントート、カートポーチがおすすめです。ブランドの代名詞でもあるアタッシェケースの技術を組み込んだ、ゴルフシーンに最適なタフさや機能性を持っています。
また、同ブランド初のアパレルラインも注目です。シックでスタイリッシュなデザインで、素材や機能にもこだわった商品が発表されています。