特集記事
テーマで探す
ゴルフ漫画
ゴルフニュース
最新コラム
月別アーカイブ
トップ&チョロでスコア崩壊!?3つの原因と直し方
ゴルフを始めたばかりの頃、練習場ではそこそこ打てるのに、コースに出たらトップやチョロのミスばかりで全然前に進まない…そんな経験をしたことがあるゴルファーさんも多いのではないでしょうか。
トップのミスはゴルフ上級者でも起きますが、初心者の頃や中級者ゴルファーさんも多く見られるミスでもあります。
スコア崩壊しやすい!トップ&チョロ
多くのゴルファーさんを悩ませるミスとして、スライスやシャンクなどもありますが、トップ&チョロはスコアを崩壊させてしまうこともある、わりとおそろしいミスでもあります。
チョロが続くと打っても打っても前に進みませんし、やっとグリーンが狙える、という時にハーフトップをしようものなら、グリーンを越えて行ってしまい、奥のバンカーに入ったり、奥からのアプローチでグリーンが下っていて、ビビってまたハーフトップ、グリーンを行ったり来たり…ということにもなりかねません。
OB!という目立ったミスはないのに、何故かスコアがボロボロになっていく、そんなおそろしい潜在能力(?)を持っているのがトップボールになります。
トップ&チョロが起きる原因と解決策
原因1.すくい打ちをしている
では、トップ&チョロはどうして起きるのでしょうか。トップとは、名前の通りボールの上にクラブのヘッドが当たっている、と思っている方も多いですが、実はそれだけが原因ではありません。
ボールの上に当たっていても、そのままクラブの軌道がダウンブローであれば、悪くてもハーフトップで済み、アイアンやウェッジであれば大きなミスにはなりません。しかしボールの上に当たっていて、かつ、クラブの軌道がすくい打ちになっていると、ボールの上側だけにヘッドが当たり、トップ、もしくはひどいとチョロになってしまいます。
出典:ゴルフ72のコツ
特に初心者ゴルファーさんは、ボールを上げたい!という気持ちから、すくい打ちになりやすく、それがトップやチョロを招いてしまう原因になります。
すくい打ち解決策:ダウンブローに打つ練習を
ウッドは大丈夫だけど、アイアンやウェッジのトップやチョロが直らない、という方は、ダウンブローに打つ練習をしてみるのがおすすめです。
ダウンブローをすごくわかりやすくイメージすると、「スイングの最下点でボールを打つのではなく、最下点の少し手前でボールを打つ」ということになります。
出典:ゴルファボ
プロの試合なんかを見ていると、アイアンショットをした後、ボールがあった少し先でターフが取れていますよね。
あれは、ボールを打った後にスイングの最下点を迎えているためです。やみくもに、「すくってはダメ」「上から叩くように打つ」という意識よりは、「ボールの少し先で最下点を迎える」と意識した方が、わかりやすくておすすめです。
最近のアイアンは昔のアイアンと比べて、ダウンブローでなくてもきちんとボールが上がってくれるように設計されています。
なので、絶対ダウンブローの練習をしないといけない!ということはありませんが、それが原因でトップやチョロが頻発する時は、一度見直してみましょう。
原因2.スイングの際に体重が右に残ってしまっている
ボールを打つ時、テイクバックで身体の右側に体重が乗り、左に体重移動しながら打つ、というのが基本になります(右利きの人の場合)しかし、ボールを打つ瞬間も右足に体重が残ってしまっていると、必然的にボールの手前にスイングの最下点がきてしまい、少し上がったところで打つことになるので、トップやチョロが起きてしまいます。
出典:ゴルフサプリ
体重が右に残る原因としては、
①テイクバックの際に身体の右側に体重が乗っていない
②上半身や頭を残そうと意識しすぎてしまっている
ということが考えられます。
①テイクバックの際に身体の右側に体重が乗っていない
テイクバックの際に体の右側に体重が乗ってない場合というのは、腰がしっかり回転せず、横に腰が移動してしまっています。そうすると上半身はバランスを保とうと左に傾いた状態になり、そこからクラブを振り下ろしてくると、今度腰が左に戻りつつ、上半身は右に戻ってくるので、打つ時に右に体重移動しやすくなります。本来の理想の体重移動とは真逆の動きで、リバースピボットとも呼ばれます。
出典:目指せシングル 現役レッスンプロが教えるゴルフ上達練習方法
①の解決策:腰はスライドさせるのではなく回転させる
テイクバックの時、体重移動をしようと腰自体が右にスライドしてしまっているのを、腰の位置はそのまま、回転させるように意識してみましょう。右膝を固定させるように意識するのも、腰がスライドするのを防ぐことにつながるのでおすすめです。
②上半身や頭を残そうと意識しすぎてしまっている
上半身や頭を残そうと意識しすぎている場合というのは、アマチュアゴルファーさんに多いです。
クラブでボールを打つ、となると、どうしても打つ時に左に体重移動しすぎてしまいやすくなります。
特に飛ばしたい!という気持ちが強いと、テイクバックで右に体重移動した後、インパクトにかけてしっかり左に体重移動したくなります。
しかし、体重移動しすぎてしまうとミスショットに繋がるので、今度は頭や上半身は残しながら、しっかり軸回転をしよう、と意識すると、かえって意識しすぎてしまって、右に体重が残ったままになってしまうことがあります。
そうなると、クラブの最下点でインパクトを迎えられず、少し上がってきたところでボールを打つことになるので、トップやチョロが起きてしまいます。
②の解決策:インパクト時に胸をしっかり地面に向けるようにする
出典:ステップゴルフ
もし右に上半身を残すクセが抜けない時は、インパクトの時に、胸全体をしっかり地面に向けるように意識してみましょう。上半身を残そうという意識が強すぎると、腕だけで振ろうとしたり、飛ばそうと意識して身体全体でクラブを振ろうとしてしまい、うまく捻転が使えずに、上半身が残ったままになりやすいです。しっかり上半身、胸全体を地面に向けるように意識することで、上半身が残りすぎるのを防ぎやすくなります。
原因3.身体が伸びあがってしまっている
出典:Regina(レジーナ)
インパクトの際に身体が伸びあがってしまうと、身体の動きに合わせて、本来のクラブの軌道よりも軌道が上にズレてしまいます。そうすると、きちんとボールを捉えることができなくなり、トップやチョロの原因になってしまいます。
身体が伸びあがってしまう原因としては、①前傾姿勢がキープできていない
②ボールを目で追ってしまっている
ということが挙げられます。
①前傾姿勢がキープできていない
前傾姿勢がキープできていない、という場合、テイクバックの時に右膝が緩んでしまっていることが多いです。右膝が緩むと、今度はダウンスイングの時に左膝が緩んだり、上半身の前傾姿勢が崩れやすくなってしまいます。
出典: TORJA
①の解決策:テイクバックの時にしっかり右膝で踏ん張る
テイクバックの時に、上半身をしっかりまわそうとすると、ついつい右膝もつられて右に流れてしまいやすくなります。しかし、右膝(右の内腿)を使って踏ん張ることで、上半身のスイングが崩れにくくなります。慣れていないと内腿が筋肉痛になることもありますが、しっかり踏ん張れている証拠なので慣れるまでしっかり意識するようにしてみましょう。
②ボールを目で追ってしまっている
ボールを目で追ってしまっている、という場合、特に大事な場面であるほどボールがどこに行ったか気になるので、目で追ってしまいますよね。池や崖を超えなければならない、バンカーを超えてグリーンに乗せなければならない、絶対にOBしたくない、そんな時、ボールがちゃんと飛んで行ったか気になって、目で追ってしまいやすくなります。そうすると、自然と上半身が伸びあがってしまい、トップやチョロを招いてしまいます。
②の解決策:壁にお尻をつけてスイングの練習をする
出典:ゴルファボ
ボールを目で追わなければいいじゃないか、と言葉で表現するととても簡単に聞こえますが、実際にやってみると意外と難しいですよね。
特に練習場ではできるけど、コースに出るとできない、ということもあります。
また、目で追わない、ということを意識しすぎると、今度は上半身が右に残りすぎてしまったり、スイングが崩れる原因にもなります。
そんな時は、壁にお尻をつけてスイングの練習をするのがおすすめです。
実際にクラブを持ってスイングするのは難しいですが、壁にお尻をつけてスイングをしてみて、お尻が離れたら上半身が伸びている証拠になります。
ボールを打つ瞬間まではしっかりお尻がつくようにスイングしてみて、その動きをしっかり意識すれば、本番でも身体が伸びあがりにくくなります。
まとめ
いかがでしたか。思い当たる原因はありましたか。
実際のラウンドでトップやチョロが連発すると、精神的にもダメージが大きくてくじけてしまいそうになりますよね。
トップやチョロで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、もしこんな方法でトップが直った!これをしたらチョロが改善された!という体験談があれば、ぜひぜひコメントもお待ちしております!
よくある質問
Q.トップとチョロが起きる原因は?
A.「すくい打ちをしている」「スイングの際に体重が右に残っている」「インパクト時に身体が伸びあがっている」などです。
Q.スイングで体重が右に残る時の解決策は?
A.腰はスライドさせるのではなく回転させるようにスイングしましょう。右に上半身が残るクセが抜けない時は、インパクト時に胸全体を地面に向ける意識をしてみましょう。
Q.インパクト時に身体が伸びあがらないようにするには?
A.テイクバックの時にしっかり右膝で踏ん張ること、ボールを目で追わないことに気を付けてスイングしましょう。意識しすぎてスイングが崩れる場合は、壁にお尻をつけてスイングの練習をするのがおすすめです。