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【シニア/ミドル必見】反力打法で飛距離を伸ばそう!
週刊ゴルフダイジェストで紹介されていた「反力打法」という打ち方をご存じですか?名前を聞くだけだと「特別な技術が要されるのでは…?」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、紙面によれば筋力いらず、ケガ知らずの打法とのこと。今回は反力打法のメリットと練習方法について解説します。
反力打法とは?
反力打法とは「地面反力」を活かしたスイング方法です。地面反力とは地面を踏んだ時に帰ってくる力のこと。ニュートン力学によると、Aの物体がBの物体に力を加えたときに、力をかけられたBの物体から返ってくる「逆向きの力」のことを指します。作用・反作用の法則でいうところの「反作用」のことです。
この地面反力を活用してスイングにパワーを生み出し、ボールをより遠くへ飛ばすことができるのが反力打法です。簡単に言えば「足の踏み込みを意識するだけでヘッドスピードを上げることができるスイング法」ということになります。左足をかかと方向へ踏み込むことで体の回転速度が上がり、ヘッドスピードが上がるという仕組みです。
反力打法のメリットは?
反力打法のメリットは以下2点になります。くわしく解説しましょう。
・余計な力を使わないのでケガのリスクが少ないこと
力の弱い人でも飛距離を伸ばせる
スイングは回転運動に対して、地面反力は踏み込みに対して働く力です。一見関連の無さそうな2つの力がどのように関わり合っているのでしょうか?
スイングを行う時、まずはクラブを上から下に振り下ろしますよね。インパクトした後は、クラブを下から上に振り上げます。クラブを上に振り上げる時、地面反力とクラブにかかる力の向きは同じ方向になります。この回転に地面反力の力が加わることで、回転速度があがり、ヘッドスピードをさらに加速させることができるのです。
そのため地面反力は体の左側、クラブが上がっていく位置を合わせる必要があります。そこでポイントになるのが「左足に踏み込む動作」というわけです。
この力を使えば、体に力を込めてクラブを振らなくても、効率よく力をかけることができ、滑らかなスイングで飛距離を伸ばすことができます。筋トレをする時間のない方や、筋力が衰え始めたシニア世代には、ぴったりの打法というわけです。飛距離アップに関するスイングについては、下記の記事で検証しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
ケガのリスクが少ない
反力打法は、地面反力使うため、普通のスイングよりも、ケガのリスクが少ないとも言われています。反力打法をしない場合、回転は筋を使って行う必要があります。しかし、反力打法をすることで、踏み込んだ際の力を体に伝えることができ、筋の動きをサポートしてくれます。
反力打法をするしないに関わらず、足を踏み込むため、足には力が溜まっている状態です。反力打法はその力を使ってしまうため、筋が普段より楽な状態で振り切ることができます。
筋を地面反力がサポートしてくれるため、体の使う部分が少なくなり、痛める部分が少なくなりますよ。
反力打法の習得に役立つアイテムはこちら!
反力打法は簡単そうに見えて意外と修得が難しい打ち方です。そのため、反力打法を習得するのに役立つアイテムを紹介します。
フォースペダル
球面上になった、2種類の弾力から選ぶことができるゴム状のアイテムです。左足のつま先でこの球体を踏むことで、踏み込みのタイミングや力のかけ具合を掴むことができます。
傾斜台ミニ
こちらも足の下に置いて、使うアイテムです。両足に傾斜になっているゴム状の坂を踏むことで、地面反力を感じることができます。地面反力だけでなく、スエー防止、ヒールヒット防止などの様々な練習に役に立つアイテムです。
反力打法で効率よく飛ばそう!
いかがでしょうか?地面反力とはなんぞや、ということと、反力打法で打つことのメリット、反力打法を習得できる練習器具を紹介しました。反力打法にはメリットがたくさんあります。力に自信のないシニアの方にオススメの打法です。ぜひ、試してみてくださいね。
よくある質問
Q.反力打法って?
A.地面を踏んだ時に返ってくる力を使ってスイングにパワーを生み出し、飛距離を伸ばす打ち方のことを言います。
Q.反力打法はどんな人に向いてる?
A.力が弱くても飛距離を伸ばしたいと思っている人、ケガのリスクを抑えたいと思っている人に向いています。シニア世代、ミドル世代にもおすすめの打法です。
Q.なぜ力が弱くても飛距離を伸ばせるの?
A.左足を踏み込むことで体の回転速度が上がります。それによってヘッドスピードも上がり、飛距離が出るのが理由の一つです。