歳を重ねると身体が思うように動かなくなることもありますよね。その結果「昔よりも飛距離が出ない…」「身体が余計な動きをしてミスショットをしてしまう…」といった悩みを持つ方も多いです。

そこで今回はシニア向けの優しいアイアン5選や選び方のポイント等を解説しています。自分に合ったアイアンを使用することで、更なるスコアアップも夢ではないため是非参考にしてください。

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→シニアゴルファーにおすすめのアイアン厳選8選をみる

シニアゴルファーが選ぶべきアイアンとは

シニアゴルファーが選ぶべきアイアンは以下の2つの特徴を併せ持ったクラブです。

ここでは、それぞれを詳しく解説します。

飛距離性能が高いアイアン

シニアゴルファーの中にはヘッドスピードの低下に悩んでいる方も多いです。ヘッドスピードが低下すると、その分ショットの飛距離も落ちてしまいます。その結果、より長く、難しいクラブを握る必要があり、スコアを崩す原因となってしまうのです。

反対に、飛距離性能が高いクラブを使用できれば、より簡単なクラブでグリーンを狙うことができます。その結果ミスショットは減少し、スコアメイクにも繋がるでしょう。

ミスショットに強い、やさしいアイアン

他にも筋力の低下等によって、フォームが崩れてしまう悩みを持つシニアゴルファーも多いです。身体が上下左右に動いてしまうことから、インパクトの打点がズレ、ミスショットに繋がるケースがあります。

そのため、芯を外しても飛んでくれるミスショットに強いアイアンを選択しましょう。多少のダフリやトップでもある程度飛んでくれるアイアンを使うことで、大きくスコアが崩れる心配がなくなります。

シニアゴルファーのアイアン選びで着目するべきポイント

それでは、飛距離が出てミスに強いアイアンを選ぶためには、何に着目した選び方を行うべきなのでしょうか。

ここでは、シニアゴルファーがアイアンを選ぶ際に着目するべきポイントを3点解説します。

point1ロフト角

出典：アイアン飛距離おすすめランキング！

ロフト角はアイアンの飛距離を決定する重要な要素です。

一般的に、ロフト角が小さくなるほど飛距離性能は伸びます。現在はストロングロフトで飛び系のアイアンが流行っており、7番アイアンでロフト角25度や26度といったクラブも存在しています。

その一方で、ロフト角が大きいアイアンは打ち出し角が高くなり、スピンもかかりやすくなる点が強みです。そのため、グリーンで止まるようなボールを打ちやすくなります。従来のクラブの7番アイアンでは、33度から36度といった大きめのロフト角が主流でした。

おすすめは「ストロングロフト」

そして、シニアゴルファーにおすすめのアイアンは「ストロングロフト」のアイアンです。ストロングロフトのクラブを使用することで、より簡単な番手でグリーンを狙えるようになります。

一方で、ストロングロフトのアイアンには「弾道が低くなりやすい」というデメリットが存在します。しかし、現在のアイアンはストロングロフトでも番手なりに上がってくれるクラブが多いため、そこまで大きな心配は不要です。

もちろん「飛距離には全く困っていない」といった方は、大きめのロフト角を選択し、操作性を求めるのも有効でしょう。

point2ソール幅

出典：ゴルフ総合研究所HM

クラブの優しさを決定する要素で重要となるのが「ソール幅」です。

一般的にはソール幅が広くなるほど、ダフリやトップのミスに強くなります。ソールが広いと、ダフってもソールが芝の上を滑り、ミスを防いでくれます。また、幅広ソールのアイアンは重心が低くなるため、多少トップしてもボールが上がってくれる点も魅力です。

一方でソール幅が狭いアイアンは、ヘッドをコントロールしやすいため、ボールに操作性を出すことができます。そのため、ミスの心配が少なく、様々なコースマネジメントをしたい上級者に好まれる傾向にあります。

おすすめは「幅広ソール」

そして、シニアゴルファーにおすすめのアイアンは「幅広ソール(ワイドソール）」のアイアンです。

幅広ソールのアイアンを使うことで、インパクト時に上下の動きがあったとしても、ターゲット方向に飛んでくれます。その結果、ミスショットでスコアを崩す原因を減らすことができるのです。

しかし、ソール幅が広くなるほどボールに操作性を出すのが難しくなります。そのため「自分はどのくらい上下のミスをしているのか」「本当に操作性は必要か」等自分が求めている要素を総合的に考えることが大切です。

point3シャフト

出典：ゴルフの学校

アイアンのシャフトでは「スチールシャフト」をイメージする方が多いです。しかし、アイアン用の「カーボンシャフト」も販売されており、それぞれ特徴が異なります。

大きな違いはシャフトの撓りです。一般的にスチールシャフトは撓りが小さいため、方向性を出しやすくなります。

その一方でカーボンシャフトは撓りが大きく、飛距離が出やすくなります。また、撓りによってボールが上がりやすくなるのもポイントです。

シニアゴルファーは「カーボンシャフト」もおすすめ

そして、シニアゴルファーのおすすめのシャフトは「カーボンシャフト」です。カーボンシャフトを使用することによって、シニアゴルファーの悩みである、飛距離の低下を防ぐことができます。

アイアンのカーボンシャフトはメジャーではないと思われがちですが、近年ではプロゴルファーも採用するほど有力な選択肢となっています。

しかし、カーボンシャフトよりもスチールシャフトの方が安定した方向性を出せるため、飛距離よりも方向性を重視したい方はスチールシャフトも検討しましょう。

シニアゴルファーにおすすめのアイアン厳選8選

それでは、シニアゴルファーが選ぶべきアイアンの特徴を備えたモデルにはどのようなものがあるのでしょうか。

ここではシニアゴルファーにおすすめのアイアン厳選8選を解説します。

【ダンロップ】ゼクシオクロス アイアン

クラブ名	ゼクシオクロス アイアン
メーカー名	ダンロップ
発売日	2020年12月19日
番手/ロフト角	5番：21度 6番：23度 7番：25度 8番：28度 9番：32度 10番：37度 PW：43度 AW：49度 SW：56度
シャフト	[1] ゼクシオ クロス MH2000 カーボンシャフト [2] N.S.PRO 860GH DST for XXIO スチールシャフト
定価	7本セット（＃7〜9、PW、AW、DW、SW）：154,000円(税込) 5本セット（＃7〜9、PW、AW）：110,000円(税込) 単品：22,000円(税込）

ゼクシオから発売されているゼクシオクロスアイアンは、ソールが幅広に設定されているため、トップやダフリのミスにも強くなっています。フェースがしっかりたわむので、パワーが低下してきたシニアの方でも、飛距離をしっかり出すことができます。

高初速エリアが、従来モデルより122％拡大したことで、トップ気味でも飛距離が落ちず、グリーンを狙うことができます。

さらに「WEIGHT PLUS」Technologyによって、スイング軌道が安定しやすくなります。疲れや暑さ、寒さによってスイングが乱れやすい時でも、スイングが安定してミスショットを防いでくれる効果があります。

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【Callaway】ROGUE ST MAX FASTアイアン

クラブ名	ROGUE ST MAX FASTアイアン
メーカー名	Callaway
発売日	2022年3月18日
番手/ロフト角	5番：22度 6番：24度 7番：27度 8番：31度 9番：36度 PW：41度 AW：51度 SW：56度
シャフト	SPEEDER NX 40 for Callaway N.S.PRO 850 neo N.S.PRO Zelos 7
定価	5本セット：132,000円(税込) 単品：26,400円(税込）

Callawayから発売されているROGUE ST MAX FASTアイアンは、ROGUE STシリーズの中で最も軽量で、最もロフトが立ったモデルになります。パワーに自信がない方でも、しっかり振り抜いて、高弾道のボールが打ちやすいモデルになっているため、シニアゴルファーの方にもおすすめです。

プレシジョン・タングステンウェイトをトウ側に配置することで、低重心化にも貢献。ミスヒット時にも飛距離が落ちにくい設計になっています。

シャフトはどれも軽量モデルとなっていて、とにかく軽さを求めるならSPEEDER、軽さに加えて安定感を求めるならZELOS、軽さの中にもある程度のしっかり感を求めるなら850GH neoがおすすめです。

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【Callaway】EPIC MAX FASTアイアン

クラブ名	EPIC MAX FASTアイアン
メーカー名	Callaway
発売日	2021年6月25日
番手/ロフト角	6番：24度 7番：26度 8番：29度 9番：33度 PW：38度 AW：43度
シャフト	Speeder Evolution for Callaway N.S.PRO ZELOS 7 N.S.PRO 950GH neo
定価	5本セット：176,000円円(税込) 単品：35,200円(税込）

Callawayから発売されているEPIC MAX FASTアイアンは、やさしく飛ばせる要素を盛り込んだアイアンになっています。ヘッドサイズは大型で、中空構造を採用。ヘッドがしっかりたわむことで、初速を出して飛距離アップを狙ってくれます。

AIが各番手ごとに設計したフェースにより、番手ごとに最適化された高初速エリア、スピン量が、スコアアップに貢献してくれます。

EPIC MAX アイアンをより軽量化したモデルなので、しっかり振り抜いて飛距離を出したいシニアゴルファーの方におすすめです。

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【PHYZ】ファイズ アイアン

クラブ名	PHYZ アイアン
メーカー名	PHYZ
発売日	2019年3月
番手/ロフト角	7番：26度 8番：30度 9番：35度 10番：40度 PW：45度 AW：50度 SW：56度
シャフト	PHYZオリジナル PZ-509Iシャフト（R/R-Light）
定価	5本セット：121,000円(税込) 単品：24,200円(税込）

PHYZから発売されている「ファイズ アイアン」はヘッドスピードに不安を覚えるシニアゴルファーにおすすめのアイアン。7番アイアンでロフト角26度のストロング設計と、1.7mmの薄型高初速フェースによって高い飛距離性能を発揮します。

シャフトフレックスはRとR-Lightの2種類。R-Lightはヘッドスピード30m/s程度から適応速度とされています。一方でRシャフトは40m/s程度まで適応範囲であるため、多くのシニアゴルファーが満足できるスペックと言えるでしょう。

更に、反発エリアを広げる360度ポケット構造によって、オフセンターのヒットにも強い点も魅力です。

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【MAJESTY】マジェスティ ロイヤル アイアン

クラブ名	マジェスティ ロイヤル アイアン
メーカー名	MAJESTY
発売日	2021年3月
番手/ロフト角	5番：21度 6番：24度 7番：27度 8番：30度 9番：34度 10番：49度 PW：44度 AW：50度 SW：56度
シャフト	・MAJESTY LV540(R2/R/SR) ・N.S.PRO 850MJ WEIGHT FLOW(R/S)
定価	【カーボン】 5本セット：192,500円(税込) 単品：38,500円(税込) 【スチール】 5本セット：181,500円(税込) 単品：36,300円(税込)

MAJESTYから発売されている「マジェスティ ロイヤル アイアン」はフェース・ボディ・ソール全てに飛距離アップを実現する仕組みが備わっています。

フェースには反発力を高める「タフェストマレージング銅」を採用。また、ボディの「パワートラウスキャビティ」によって、反発力をフェースに集中させました。初速を最大化させるための「エクステンシブグルーブ」も相まって、高い反発・初速性能を実現。

更に、幅広のソールとヘッド内部の「デュアルタングステンウェイト」によって、安定した高弾道とキャリーの安定性を発揮します。

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【FOURTEEN】PC-3

クラブ名	PC-3
メーカー名	FOURTEEN
発売日	2021年4月
番手/ロフト角	5番：24度 6番：27度 7番：30度 8番：34度 9番：39度 PW：44度
シャフト	FT-60i カーボンシャフト FT-50i カーボンシャフト FT-40i カーボンシャフト
定価	4本セット：96,800円(税込) 単品：24,200円(税込)

FOURTEENの「PC-3」はヘッドスピード40m/s未満のゴルファーに向けに作られたアイアン。アベレージゴルファーが打球を上げられるロフト角は30度までとし、7番アイアンのロフト角を30度に設定しています。

また、リーディングエッジ側に地面を受ける面を作った「三日月リッジソール」によってダフリに強く、距離のばらつきが出ない設計に。

ヘッドスピード40m/s以下のゴルファーに向けに作られた3種類のシャフトは、「FT-40i」が30～34m/sの方向け、「FT-50i」が33～37m/の方向け、そして「FT-60i」が36～40m/sの方向けとなっています。

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【PRGR】NEW egg アイアン

クラブ名	NEW egg アイアン
メーカー名	PRGR
発売日	2019年9月
番手/ロフト角	6番：23度 7番：25度 8番：28度 9番：32度 PW：37度 AW：43度 AS：49度 SW：56度
シャフト	M-43（S） M-40（SR） M-37（R） M-35（R2）
定価	セット(7番/8番/9番/PW)：105,600円(税込） 単品26,400円(税込)

7番アイアンで25度のロフト角を有するPRGRの「NEW egg アイアン」は飛距離と優しさの両立を実現。ストロングロフトとバッグフェースグルーブ搭載の薄肉フェース、重心設計の調節によって、高い飛距離性能を発揮します。

また、進化したパワーグルーブとタングステンウェイトによって、低重心化を実現。先端部が撓る専用シャフトと相まって簡単に番手なりの弾道を打つことが可能となっています。

飛距離や優しさを求めるシニアゴルファーからアベレージゴルファーまで、幅広い層におすすめのアイアンです。

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【TaylorMade】Mグローレ アイアン

クラブ名	Mグローレアイアン
メーカー名	TaylorMade
発売日	2018年10月
番手/ロフト角	5番：21度 6番：24度 7番：27度 8番：31.5度 9番：36度 PW：41度 AW：47度 SW：53度
シャフト	Speeder EVOLUTION TM(R/SR) N.S.PRO 820GH(R/S)
定価	【Speeder EVOLUTION TM】 5本セット：137,500円(税込) 単品：27,500円(税込) 【N.S.PRO 820GH】 5本セット：126,500円(税込) 単品：25,300円(税込)

TaylorMadeから発売している「Mグローレアイアン」は寛容性と飛距離性能が魅力のアイアン。

TaylorMadeの独自技術「リブコアエイチ・ティ」を採用した大型フェースによって、スイートスポットを拡大。更に、ボールへのエネルギーロスを最小限に抑制。高い初速性能と、ミスヨットへの強さを両立した設計となっています。

また、簡単な設計と言っても操作性が出ない訳ではありません。ワイドすぎないソール形状は操作性も十分で、構えやすさや打感・打音にも拘っています。

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シニアゴルファーのアイアン選びでよくある質問

後悔のないアイアン選びを行うためには、疑問を残したまま購入を決定してはいけません。

必ず疑問点を解消した後に、自分に合ったクラブを選択しましょう。

そこでここでは、シニアゴルファーのアイアン選びでよくある質問を解説します。

「シニア向けアイアン」の定義はあるの？

「シニア向け」という明確な基準は存在しません。あくまでも、シニアが使いやすい性能のクラブは、シニア向けと呼ばれています。

しかし、シニアゴルファーをターゲットとしたメーカーやモデルは存在します。具体的には「マジェスティ」や「ファイズ」ではシニア向けクラブが数多く展開されていることで有名です。

また、アスリート向けクラブが展開されているメーカーでも、シニアにピッタリのモデルが制作されることもあります。

そのため、シニア向けと固執するのではなく、あくまでも自分に合ったアイアンを選ぶことが大切です。

クラブの重さは軽い方が良い？

シニアゴルファーのアイアンは軽い方が良いといった意見もあります。確かにクラブの重さを軽くすると、ヘッドスピードは向上し飛距離アップが期待できます。

しかし、クラブの重さを軽くしすぎると、手元が動きやすくなり、手打ちに繋がる恐れがあるのです。

もちろん、とことん飛距離に拘りたい場合は軽いクラブを使用することも有効ですが、スコアメイクの観点からはおすすめしません。おすすめは「1ラウンドを通じてヘッドスピードが落ちない程度に重いアイアン」です。

中古のアイアンセットでは性能が低い？

シニアゴルファーのアイアン選びでは、中古アイアンも視野に入れるのがおすすめです。中古クラブを検討することで、購入費用を抑えられるだけでなく、幅広い選択肢からクラブ選びを行うことができます。

しかし中古アイアンには、新品のアイアンにはない選び方のポイントも存在します。以下の記事では中古アイアンの選び方のポイントや注意点等を解説しているため、是非参考にしてください。

中古アイアンの選び方

まとめ

今回は、シニアゴルファーにおすすめのアイアン5選と選び方のポイントを解説しました。

飛距離が落ち、上下のミスが出やすくなったシニアゴルファーは以下のポイントに着目したアイアン選びを行いましょう。

自分に合ったアイアンを選択できると、ショットが安定しスコアアップも夢ではなくなるため、本記事で紹介したおすすめアイアンを是非参考にしてください。

よくある質問

Q.何歳からシニア向けのアイアンを使った方がいいの？

A.何歳になったらという基準はありません。「飛距離がでなくなってきた」「最近ミスが増えてきた」などの悩みが出てきたら、シニア向けアイアンを視野に入れるのもおすすめです。

Q.シニアゴルファーがアイアンを選ぶ基準は？

A.・飛距離性能が高い
・ミスショットに強い
この2つの特徴を併せ持つアイアンがおすすめです。

Q.シャフトはどんなものを選べばいいの？

A.飛距離で悩んでいる方は、カーボンシャフトがおすすめです。 カーボンシャフトは撓りが大きく、飛距離が出やすいので、飛距離が出ずに悩んでいる方に優しいシャフトになっています。
安定した方向性を出したい方には、スチールシャフトがおすすめです。スチールシャフトは撓りが小さいため、方向性を出しやすくなります。