特集記事
テーマで探す
ゴルフ漫画
ゴルフニュース
最新コラム
月別アーカイブ
【7/4更新】「資生堂 レディスオープン」の優勝選手や大会結果をチェック【国内女子ゴルフ JLPGAツアー】
更新情報
- ・大会ハイライトまとめ、優勝選手の情報を追加しました。
6月30日~7月3日の日程で開催された、2022年JLPGAツアー第18戦「資生堂 レディスオープン」。最終日は単独首位でスタートの青木瀬令奈(あおき せれな)選手が連続ボギーの立ち上がりで首位を明け渡す波乱含みの展開に。
それでも直ぐに連続バーディで取り返した後は安定したゴルフを見せて、後半10番からの3連続バーディで突き放すと余裕を持って試合をリード。今季初優勝、通算3勝目に輝きました。2位には、64をマークした韓国の黄アルム(ほん あるむ)、菊地絵理香(きくち えりか)、吉田優利(よしだ ゆうり)の3選手が入りました。
優勝は連続ボギーから立ち直った青木瀬令奈選手が今季初、通算3勝目
出典:青木瀬令奈 人生を変える3勝目は予告Vで達成|JLPGA
最終日の組み合わせは、最終組に11アンダー単独首位の青木瀬令奈選手、10アンダー2位タイで吉田優利と韓国のユンチェヨン選手。
菊地絵理香選手は8アンダー5位タイで1組前から、黄アルム選手は4アンダー24位タイで8組前からのスタートでした。
最終組の吉田選手とユンチェヨン選手は勝機を掴めず
出典:吉田優利|JLPGA
前半は青木選手の連続ボギーで波乱を予感させるスタートになりましたが、最終組の吉田選手は全てパー、ユンチェヨン選手は1ボギーのおとなしいゴルフで勝機を掴みきれず、青木選手に立ち直りを許してしまいます。
吉田優利選手の使用ドライバー青木選手3連続バーディで逃げ切り
出典:黄アルム|JLPGA 青木選手は連続ボギーから立ち直って3バーディを奪い、前半をトータル12アンダーで通過すると、後半10番から3連続バーディを奪い15アンダー。逃げ切り態勢に入りました。
この頃、4アンダー24位タイスタートの黄アルム選手が猛チャージを見せて12アンダーでホールアウト。後続にも追い上げが期待されましたが、12アンダーがやっと。青木選手の逃げ切りで勝負は決まりました。 黄アルム選手の使用ドライバー
青木選手はメルセデス・ランキング4位にランクアップ
青木選手は優勝賞金¥21,600,000と4日間大会のメルセデスポイント300ptを獲得。賞金ランキング6位、メルセデス・ランキング4位にランクアップしました。
その他注目選手の結果
吉川桃選手は予選落ちに終わりましたが、有村智恵選手と川﨑春花選手は決勝に進出、4日間を戦いました。
有村 智恵(ありむら ちえ)選手
出典:有村智恵|JLPGA
初日パープレー51位タイから2日目以降は3日間とも1打ずつスコアを縮めて、少しだけ順位を上げ、トータル3アンダー42位タイでした。バーディが来ればボギーも来る内容で、思うようにスコアを伸ばせませんでした。
川﨑 春花(かわさき はるか)選手
出典:川﨑 春花|JLPGA
初日1オーバー66位タイの圏外から、2日目イーブンパーに戻して56位タイのギリギリで予選を通過。3日目2アンダーとして上位進出の可能性もありましたが、最終日1打しか伸ばせず3アンダー42位タイで終戦です。
吉川 桃(よしかわ もも)選手
出典:吉川 桃|JLPGA
初日2オーバー79位タイから2日目イーブンパーと盛り返せず、80位タイで予選落ちに終わりました。QTランキング31位でここまで17試合に出場しましたが、暫定リランキング52位とやや苦しい順位です。
資生堂 レディスオープン概要
「強く、美しく、輝くとき。」をコンセプトに2019年より始まった大会です。第1回大会は「資生堂 アネッサ レディスオープン」として開催され、当時売出中の渋野日向子(しぶの ひなこ)選手がプレーオフを制して優勝、ツアー2勝目を挙げています。2020年大会は中止になり、2021年より「資生堂 レディスオープン」に名称変更。2022年大会が3回目の開催になります。
その他、資生堂 レディスオープンの詳細は次のとおりです。
正式名称 | 資生堂 レディスオープン |
---|---|
開催コース | 戸塚カントリー倶楽部(6,570Yards Par72) |
開催日 | 6月30日~7月3日 |
賞金総額 | ¥120,000,000 |
優勝賞金(獲得賞金) | ¥21,600,000 |
2022年資生堂 レディスオープンの競技日程
2022年資生堂 レディスオープンは2022年6月30日(木)~2022年7月3日(日) の4日間にわたって開催されます。
予選ラウンド
2022年7月1日(金) 予選2日目
決勝ラウンド
2022年7月3日(日) 最終日
2022年資生堂 レディスオープンのテレビ放送の予定は?
2022年資生堂 レディスオープンは、次のスケジュールでの放送が予定されています。
【地上波】テレビ朝日系列24局ネット
【BS放送】BS朝日
【CS放送】CSテレ朝チャンネル2
7月 1日(金) 7:00~13:00(LIVE)/13:00~16:00(LIVE)
7月 2日(土) 7:00~12:00(LIVE)/12:00~15:00(LIVE)
7月 3日(日) 7:00~13:00(LIVE)/19:00~21:00(録画)
【インターネット配信】
2022年資生堂 レディスオープンの注目選手
有村 智恵(ありむら ちえ)選手
出典:有村智恵|JPPGA
1987年11月生まれ熊本県出身。熊本県の中学高から宮城県の東北高等学校に進学、宮里藍選手の2年後輩です。2006年のプロテストに合格して、プロゴルファーの道を進み始めました。
ルーキーイヤーでシード権獲得
プロテストに合格した2006年はレギュラーツアー11試合の出場で、トップテン入り2回、賞金ランキング60位と非凡なところを見せ、その年のQTを堂々の3位で通過。2007年は33試合の出場でトップテン入りは10回、賞金ランキング13位でシード権を掴んでいます。翌2008年には「プロミスレディスゴルフトーナメント」で初優勝を飾るなど、順調なスタートを切りました。
アルバトロスとホールインワンを同ラウンドで達成
その後も優勝を積み重ね、2012年までに優勝13回、賞金ランキングも2009年に1億4千万円超えでランキング3位に入ると、以降2012年まで6位、3位、3位と1度もトップ10を外さない安定ぶり。2011年の「スタンレーレディスゴルフトーナメント」では、初日8番ロングホールでアルバトロス、16番ショートホールではホールインワンを達成する快記録を打ち立てて優勝を飾っています。
アメリカツアーでは挫折
賞金女王も近いと思わせた2012年。有村選手はアメリカのQTに当たるQスクールを受験2013年シーズンからはUSLPGAツアーへの参戦に踏み切ります。ところが、意気揚々と乗り込んだはずのアメリカツアーでは思うような成績を挙げることができませんでした。下部ツアーなどの参戦も経験した末に、2016年シーズン途中に日本ツアーへの復帰を決心します。
目指す15勝目
2017年は賞金ランキング58位でしたが、2018年には26位に入りシード権を復活。2018年の「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」で復帰後初、通算では14回目の優勝に輝きました。2019年、2020-21年シーズンもシード権を獲得。2022年シーズンはシード選手として、15勝目を目指します。
有村智恵選手の使用ドライバー
川﨑 春花(かわさき はるか)選手
出典:川﨑春花|JLPGA
2003年5月生まれ京都府出身。2021年のプロテストに12位タイで一発合格を果たしました。2021年のQTは62位で通過。レギュラーツアーにも5試合に出場できましたが、3連続予選落ちの後2連続決勝進出とやっと調子が上がってきたところです。
目指したい前半戦出場権
それでも、4試合に出場したステップ・アップ・ツアーでは、1試合棄権があるものの、2試合で優勝争いに絡み力のあるところを見せました。最初の「ツインフィールズレディーストーナメント」は12位タイから追い上げての単独2位、2回目の「ECCレディスゴルフトーナメント」は、最終日を首位タイで迎える優勝争いのなかでの2位タイでした。これでステップ・アップ・ツアーの賞金ランキングは10位。2位との差は300万弱になりました。2位までに入れば来季前半戦の出場資格が手に入ります。
吉川 桃(よしかわ もも)選手
出典:吉川桃|JLPGA
1998年5月生まれ栃木県の出身。2017年のプロテストに12位タイで一発合格を果たして、2018年はQTランキング49位で参戦、レギュラーツアー25試合に出場しました。
主戦場はステップ・アップ・ツアー
初戦の「ヤマハレディースオープン葛城」には予選落ちも、2戦目からは6連続決勝に進出。なんとかなりそうだと思った瞬間今度は5戦連続予選落ちを喫し、最終的に13試合で予選落ちとなって賞金ランキングは95位と低迷しました。2019年はQTランキング117位と低迷。主戦場はステップ・アップ・ツアーになります。
ステップ・アップ・ツアー初優勝
そして迎えた初戦「rashink×RE SYU RYU/RKBレディース」では、初日トップに立ったまま2日目もトップを死守。プロ初優勝を飾りました。2019年はステップ・アップ・ツアー18試合に出場して、トップテンも6回ありましたが、賞金ランキングは8位。2位までに与えられるレギュラーツアー前半戦出場資格は手に入りませんでした。
リランキング上位通過
2020-21年シーズンもレギュラーツアー40試合に出るもシード権獲得ならず、2022年シーズンはQTランキング31位で参戦中。ここまでは予選落ちも多く、リランキングに向かって後一段ギアを入れたいところです。
吉川桃選手の使用ドライバー
出場選手のクラブセッティング
鈴木愛選手
稲見萌寧選手
山下美夢有選手
開催コースは【神奈川県】戸塚カントリー倶楽部
出典:戸塚カントリー倶楽部 楽天GORAで「戸塚カントリー倶楽部」を見る
1961年開場の丘陵コース。都心からも近く西コース18ホール、東コース18ホールの計36ホールで営業中です。過去にも日本女子オープンなどのプロゴルフトーナメントが開催されてきました。
砲台グリーンやアンジュレーションが難しい西コース
出典:戸塚カントリー倶楽部 楽天GORAで「戸塚カントリー倶楽部」を見る
「資生堂 レディスオープン」の会場として使われる西コースは、数々の名門コース設計で名高い井上誠一氏の手による、難易度の高いチャンピオンコース。東南の雄大で緩やかな傾斜面を利用して作られており、砲台グリーンやフェアウェイのアンジュレーションなどが、正確なショットを要求します。アウト・インのスタートホールからは富士山も遠望できる、景観のいいコースでもあります。
手造りの味わいで戦略的な東コース
出典:戸塚カントリー倶楽部 楽天GORAで「戸塚カントリー倶楽部」を見る
東コースは間野貞吉氏設計による、元の地形を残した手造りの味わいが感じられる戦略的なコース。12番の距離が長い池超えのショートホールには渚バンカーが配されています。また、15番、16番は連続してロングホール。15番の失敗を16番で取り返せるかも知れません。
〒241-0834 神奈川県横浜市旭区大池町26
電話 045-351-1241(代表)
アクセス
・車
横浜新道 川上 IC より 約 3km 約8分
保土ヶ谷バイパス 南本宿 IC より 約2.7km 約7分
・電車
相鉄線「二俣川駅」約10分 クラブバス運行
JR横須賀線「東戸塚駅」約15分 クラブバス運行