ホンダがスポンサーとなっている「ザ・ホンダ・クラシック」が、2月24日から2月27日にかけて開催されていました。コースはアメリカ合衆国フロリダ州にある、「PGAナショナル・チャンピオンコース」です。日本からは小平智選手が出場しました！

今回は、ザ・ホンダ・クラシックの大会結果やハイライトを紹介します。大会前に注目していた選手についても紹介していますので、ぜひご覧ください。

更新情報

接戦の激闘を制したのはセップ・ストラカ選手

出典：GDO

2022年ザ・ホンダ・クラシックの大激戦を制したのは、オーストリア人選手のセップ・ストラカ選手でした。セップ・ストラカ選手は最終日で2位からの大逆転の末、6バーディ、2ボギーの「66」、通算10アンダーでこの大会を制しました。セップ・ストラカ選手にとってツアー初優勝。オーストリア人選手のPGAツアー制覇は初めてとなります。

セップ・ストラカ選手は2021年に開催された東京五輪にも出場しています。その際、双子の兄・サムさんがキャディを務め、兄弟でタッグを組んでいました。

セップ・ストラカ選手が契約しているDUNLOPのアイアン

スリクソン ZX7 アイアン

何度も首位が入れ替わる大接戦

2022年ザ・ホンダ・クラシックは、誰かが首位を独走するのではなく、1日目、2・3日目、4日目と首位が入れ替わる大接戦でした。

1日目に首位に躍り出たのはカート・キタヤマ選手。カート・キタヤマ選手の単独首位でのスタートになりました。前週に行われたジュネシス招待優勝者のホアキン・ニーマン選手は45位、日本から唯一の出場となる小平智選手は139位と大きく出遅れてしまいました。

そして、2日目にカート・キタヤマを抜かし、首位に立ったのがダニエル・バーガー選手。そのまま3日目は首位を守り2位とは5打差。このまま優勝かと思われました。

しかし4日目、ダニエル・バーガー選手は2バーディ、4ボギー1ダブルボギーと失速し、順位を落としてしまいます。一時首位に立ったのはシェーン・ローリー選手ですが、セップ・ストラカ選手が大逆転を果たし、優勝しました。

セップ・ストラカ選手はザ・ホンダ・クラシックでの優勝の結果、男子ゴルフ世界ランキングが大きく浮上。前週は176位でしたが、優勝後は83位と大きく順位を上げました。

小平智選手は惜しくも予選敗退

出典：東京新聞

日本から唯一の参加だった、ごるトク注目選手の一人小平智選手。1日目の出遅れが大きく響き、2日目は2バーディ3ボギーの「70」。最終的に通算8オーバー、127位で終了し、残念ながら予選敗退となりました。

また、ごるトク注目のイム・ソンジェ選手は89位タイ、ビリー・ホーシェル選手は16位タイで大会を終えています。

小平智選手使用アイアン

タイトリスト 620 CB アイアン

ザ・ホンダ・クラシック　概要

ザ・ホンダ・クラシックは、アメリカPGAツアーのトーナメントの1つです。毎年3月の開催となっていますが、今年は2月末の開催となっています。

第一回大会は「ジャッキー・グリーソン・インベラリー・クラシック」という名前で1972年に開催され、トム・ワイスコフが初代王者の座を獲得しました。その後、1982年からホンダがスポンサーに就き、名前が現在のザ・ホンダ・クラシックとなりました。以来ホンダは、40年間この大会を支え続けてます。同一スポンサーの大会としては最長です。

出場選手は140人。世界各国から優勝を勝ち取るために選手が集まっていています。過去には石川遼選手が出場。また、小平智選手も過去に何度か出場しており、初めてのザ・ホンダ・クラシックではありません。しかし、過去の結果はあまり芳しくなく、それほどレベルの高い大会だと言えます。

ザ・ホンダ・クラシックの詳細は次の通りです。

名称	ザ・ホンダ・クラシック
開催コース	PGAナショナル・チャンピオンコース
開催日	2022年2月24日～2022年2月27日
賞金総額	$8,000,000
優勝賞金	$1,260,000

2022年ザ・ホンダ・クラシック　日程

ザ・ホンダ・クラシックは、2月24日から2月27日の計4日間で争われます。予選、決勝と分かれており、予選、決勝の日程は以下の通りです。

予選

決勝

2022年ザ・ホンダ・クラシックのテレビ放送予定は？

2022年ザ・ホンダ・クラシックのテレビ放送予定は下記の通りです。

【BS/CS放送】ゴルフネットワーク

LIVE放送

再放送

※全国のケーブルテレビ、J:COM、スカパー！、ひかりTV、auひかりなどに放送サービス、パソコン・スマートフォン配信サービス「ゴルフネットワークプラス」で視聴可能。

【インターネット配信】GOLFTV

【BS放送】NHK BS1

2022年ザ・ホンダ・クラシックの注目選手

小平智選手

出典：GDO

日本から唯一出場している小平智選手。その実力は確かで、2017年には、日本ツアーで一時賞金ランキングトップに躍り出て、賞金王争いを繰り広げました。また、2018年に米ツアー「RBCヘリテイジ」で初優勝。この優勝は、日本人最速の出場15試合目にしてPGAツアー優勝という記録となっています。日本人唯一の選手として、ぜひとも頑張ってほしいですね。

小平智選手使用ドライバー

キャロウェイ エピック MAX ドライバー

イム・ソンジェ選手

出典：ゴルフネットワーク

21日に2022年ザ・ホンダ・クラシックの優勝予想が公開されました。その優勝予想で1位だったのが、イム・ソンジェ選手です。韓国出身の23歳。今季9試合のうち、トップ11入りを5回果たすという、今最も注目されている選手です。

イム・ソンジェ選手使用ドライバー

タイトリスト TSi2 ドライバー

ビリー・ホーシェル選手

出典：GDO

優勝予想2位に挙げられていた選手です。直近1年間の試合で、予選落ちはなんと2度のみ。抜群の安定感を持っています。

ビリー・ホーシェル選手使用ドライバー

タイトリスト TSi3 ドライバー

開催地は「PGAナショナル・チャンピオンコース」

出典：Sumally

PGAナショナル・チャンピオンコースは、2007年からザ・ホンダ・クラシックの会場として使用されています。

最大の特徴は「池の多さ」。18ホールあるうちの、15ホールで池が絡み、水に警戒しながらプレーをしなければならないのです。そのため、「超難関コース」として有名なこのコースは、かつての世界ランキング1位ジェイソン・デイでさえ嫌っています。なんでも、「池が多すぎる」という理由で、ここでの試合をスキップするのだとか。

18ホールの中でも特に、15、16、17番ホールは通称「ベアトラップ」と呼ばれ、特に難しいコースだと言われています。

この超難関コースには、ジャック・ニクラスが改修に携わっています。ジャック・ニクラスといえば、米国通算73勝を挙げ、「ゴルフの帝王」とまで呼ばれるゴルファーです。今でこそ引退しているものの、メジャーでは史上最多である通算18勝を記録。1986年のマスターズでは、46歳2か月で優勝し、最年長記録を樹立しました。また、チャンピオンズツアーでも、全メジャーを制覇しているのは、ジャック・ニクラスだけです。

鹿島の杜カントリー倶楽部

出典：楽天GORA

日本でも難関コースと呼ばれるコースはいくつかあります。その中でもグリーン周りのバンカーで苦しめられる人が多いのが、茨城県の「鹿島の杜カントリー倶楽部」です。ここは、2016年までは、コースレートが77.6で日本一となっていました。現在では抜かれてしまいましたが、それでも多くの人が「難しい」と口をそろえるコースです。

今までのコースじゃ物足りない！という猛者は是非挑戦してみてください。

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最高の選手、最高のコースの結果はいかに…

ザ・ホンダ・クラシックに出場している選手は、現在注目の選手から、名の馳せた強者たちまで幅広いです。

難関コースをクリアして、優勝の栄光に輝くのはだれか、今から楽しみですね！

よくある質問

Q.「ザ・ホンダ・クラシック」の優勝選手と優勝賞金は？

A.オーストリア人選手のセップ・ストラカ選手です。優勝賞金は「ザ・ホンダ・クラシック　概要」をご覧ください。

Q.「ザ・ホンダ・クラシック」とは？

A.毎年3月に行われる、アメリカPGAツアーのトーナメントの1つです。優勝賞金や開催コースなどは「ザ・ホンダ・クラシック　概要」に記載しております。

Q.ごるトクの注目選手は？

A.小平智選手、イム・ソンジェ選手、ビリー・ホーシェル選手です。各選手のプロフィールや使用ドライバーは「2022年ザ・ホンダ・クラシックの注目選手」にてまとめています。