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世界女子アマチュアチーム選手権エスピリト・サント・トロフィーとは? 【日本チームが3位入賞】
フランスの2024年パリオリンピック開催コースを使用して、2022年「世界女子アマチュアチーム選手権」が開催されました。
日本チームは優勝には1打届きませんでしたが、3位入賞の好成績を収めています。
「世界女子アマチュアチーム選手権」の概要や日本女子チームの活躍を紹介します。
世界女子アマチュアチーム選手権(エスピリト・サント・トロフィー)とは
「世界アマチュアチーム選手権」は、国際ゴルフ連盟(IGF)が主催する国際アマチュア大会です。2年に1度各国男子チームと女子チームが1チームずつ参加できます。
男子が「アイゼンハワー・トロフィー」、女子が「エスピリト・サント・トロフィー」です。
世界女子アマチュアチーム選手権は日本でも2回開催
会場は各国持ち回り、日本でも1962年に川奈ホテルゴルフコース、2014年に軽井沢72東コースで開催されています。
フォーマットは、それぞれのチームから2~3名が出場して4日間のストロークプレーを行い、1ラウンド毎にチームの上位2名のスコアを採用。
4日間トータルで打数を競います。
男子の大会名は「アイゼンハワー・トロフィー」
男子は1958年に第1回大会が開催され、時のアメリカ大統領の同意を得て「アイゼンハワー・トロフィー」と命名されています。
日本チームは1回大会から参加。1984年の香港大会ではアメリカを抑えて優勝に輝きました。
そのときのメンバーは、キャプテンに中部銀次郎、選手が阪田哲男、加藤一彦、尾家清孝、木村憲明の各氏でした。
男子の「アイゼンハワー・トロフィー」は、8月31日~9月3日で開催される予定です。
女子の大会名は「エスピリト・サント・トロフィー」
女子は1964年に第1回大会が開催されています。名称は「エスピリト・サント・トロフィー」。
日本チームは1回大会から参加していますが、2018年の2位が最高位でまだ優勝はありません。
2018年の世界女子アマチュアチーム選手権には安田祐香、西村優菜、吉田優利が出場
出典:JGA 日本ゴルフ協会
2018年にアイルランドで開催された第28回大会は、日本からは安田祐香、西村優菜、吉田優利の3選手が出場しています。
安田選手は2017年の「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」の優勝者。
西村選手は2018年「アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権」で2位タイ。
吉田選手は2018年の「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」と「日本ジュニアゴルフ選手権競技」を制しての出場でした。
安田祐香選手のクラブセッティング
西村優菜選手のクラブセッティング
吉田優利選手のクラブセッティング
初日は単独首位のスタート
出典:全米アマ女王の馬場咲希3オーバーで79位 日本チーム20位 難コースに終盤崩れ 世界女子アマ - ゴルフ写真ニュース : 日刊スポーツ
2018年にアイルランドで開催された第28回大会初日は、安田選手が圧巻のプレーで7アンダー。
西村選手と吉田選手も1アンダーでまとめてチーム成績は8アンダー単独首位のスタートでした。
しかし、2日目以降は強豪国が本領を発揮して、アメリカが18アンダーで首位に浮上すると、韓国も17アンダーとして2位。日本はトータル15アンダーで3位に踏みとどまりました。
米国に次ぐ2位で終了
3日目はお互いにスコアを伸ばせず、アメリカが19アンダー、韓国14アンダー、日本13アンダーで迎えた最終日。
西村選手と吉田選手がお互い3アンダーを出してチーム6アンダー。トータル19アンダーとして、アメリカに次ぐ2位に入りました。
優勝のアメリカは最終日10アンダーでトータル29アンダー、韓国は4アンダーでトータル18アンダー止まり。日本に逆転を許し3位に終わっています。
2022年世界女子アマチュアチーム選手権の開催コースと出場選手
会場は2024年パリオリンピックの開催コース
2022年大会はフランスのル・ゴルフ ナショナル(6317ヤードパー71)とゴルフ・ド・サンノムラ ブルテッシュ(6160ヤード、パー72)の2コースを使って開催されました。
ル・ゴルフ ナショナルは2024年パリオリンピックの開催コースです。
出場選手は橋本美月、上田澪空、馬場咲希の3選手
日本の代表選手は、橋本美月(はしもと みずき)、上田澪空(うえた みく)、馬場咲希(ばば さき)の3選手。
橋本美月選手
出典:橋本美月 - LPGAchannel|女子ゴルファー応援サイト
橋本美月選手は2021年「アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権」優勝、2022年USLPGAメジャー「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」、「AIG女子オープン」に出場しています。
上田澪空選手
出典:上田澪空 | 女子プロ写真館 | スマイル編(NO.68408) | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
上田澪空選手は共立女子第二高等学校2年生。2021年「全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権」で優勝、2022年のJLPGAツアー「ヤマハレディースオープン葛城」では5位に入ってローアマに輝いています。
馬場咲希選手
出典:JGA 日本ゴルフ協会
馬場咲希選手は日本ウェルネス高等学校 2年生。2022年「関東女子ゴルフ選手権」で優勝、「全米女子アマチュアゴルフ選手権」でも優勝を飾って一躍時の人となりました。
ドライバーの平均飛距離が270ヤードとのことで驚きです。
2022年世界女子アマチュアチーム選手権大会結果
初日は13位タイ
出典:JGA 日本ゴルフ協会
2022年にフランスで開催された第29回大会は、初日日本は調子が出ず、チーム成績は1オーバー13位タイからのスタートになりました。
上田澪空選手のパープレーが最上位。橋本美月選手1オーバー、馬場咲希選手は3オーバーと出遅れました。
2日目は馬場選手が本領発揮し4位に浮上
2日目は馬場選手が本領を発揮。6バーディ、1ボギーの5アンダーでスコアを伸ばすと、橋本選手も1アンダーとしてチームでは6アンダー。トータル5アンダーで4位に浮上しました。
出典:JGA 日本ゴルフ協会
3日目は我慢のゴルフで6位タイ
3日目の日本選手は我慢のゴルフ。それでも馬場選手が2アンダーとすると、上田選手も1オーバーで耐えてチームでは1アンダー、トータル6アンダーとするも順位は下がり6位タイ。
首位のドイツから7打差で最終日に臨みます。
出典:JGA 日本ゴルフ協会
最終日は橋本選手が圧巻のプレーで首位と1打差
出典:JGA 日本ゴルフ協会
最終日は橋本選手が圧巻のプレー。ボギーを叩きながらも4アンダーでホールアウトすると、上田選手、馬場選手も2アンダーでまとめてチームスコアは6アンダー。トータル12アンダーとするも、1打届かず3位に終わりました。
優勝は13アンダーで並んだスエーデンとアメリカの3人目の選手のスコアで、スエーデンが獲得しています。
よくある質問
Q.世界女子アマチュアチーム選手権とはどういう大会ですか?
A.会場は各国持ち回りで2年に1度各国男子チームと女子チームが1チームずつ参加できます。
男子が「アイゼンハワー・トロフィー」、女子が「エスピリト・サント・トロフィー」です。
Q.世界女子アマチュアチーム選手権エスピリト・サント・トロフィーの競技日程は?
A.2022年大会はフランスのル・ゴルフ ナショナとゴルフ・ド・サンノムラ ブルテッシュの2コースを使って8月24日~08月27日 の日程で開催されました。
Q.世界女子アマチュアチーム選手権エスピリト・サント・トロフィーに参加した日本選手は?
A.橋本美月(はしもと みずき)、上田澪空(うえた みく)、馬場咲希(ばば さき)選手が出場しました。
詳細は出場選手は橋本美月、上田澪空、馬場咲希の3選手をご確認ください。