北田瑠衣プロも語る「ショートウッド」について考察しています

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ショートウッドの魅力。残り170Yからバーディのチャンス!

2021.10.18
2021.10.18 POSTED
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ショートウッドの魅力。残り170Yからバーディのチャンス!
目次

創刊50年以上の歴史を持つゴルフ専門誌「月刊ゴルフダイジェスト」。11月21日号の中で、北田瑠衣プロが語る「ショートウッドの魅力」の記事がとてもタメになる内容でしたのでご紹介します!

ショートウッドは、実はUTより断然やさしい!

ゴルファーのみなさん、キャディバッグの中に7番ウッドや9番ウッドは入っていますか?

最近ではプロアマ問わず、ウッドは5番までで、あとはユーティリティを数番手入れるというクラブセッティングが主流ですよね。それに対し、ショートウッドを武器にツアー6勝を飾った北山プロは「すごくもったいないです!」と話しています

実は、ショートウッドはユーティリティより球が上がりやすく、ゴルフがやさしくなるクラブなのだそう。そう聞くと「え、ショートウッドってむしろ難しいクラブなんじゃないの?」と意外に思う方、多いのではないでしょうか?

ショートウッドの「やさしさ」のヒミツ

月間ゴルフダイジェストの記事では、同じモデル、同じロフト角の5番ユーティリティ(5UT)と9番ウッド(9W)の特性を比較しています。この比較を踏まえると、ショートウッドの「やさしさ」のヒミツが見えてきます。

重心深度が深く、球が上がりやすい

同じモデル、同じロフト角のクラブで比較すると、5UTより9Wの方が重心深度は深く、球が上がりやすくなります。インパクトの瞬間にロフトがつく(=打ち出し角度が高くなる)からです。また9Wはシャフトが長くしなりやすいことも、球の上がりやすさに繋がります。

一方5UTは重心深度が浅めであるため、球はあまり上がらず前に強く飛ぶ弾道となります。9Wより飛距離を出しやすいですが、グリーン上で球が止まりにくいためオーバーしてしまうことも。

球をしっかり上げグリーン上に留めたい場合は、5UT より9Wの方が向いていることもあるんですね。なるほど・・・!目から鱗でした。

フェースが薄い&ソールが広いため、抜けがいい

同じモデルの5UTと9Wを比較すると、9Wの方がフェースは短く薄く、ソール幅は広くとられています。この特徴から滑りやすく、ラフでも5UTより楽にヘッドが抜けます。特に難しいライにおいては、5UTより9Wの方が扱いやすく簡単に打てるのだとか。

ちなみに9W と比較した場合、5UTは重心深度が低いため球がつかまりにくいという特徴があるのだそうです。

なぜショートウッドは敬遠されがちなのか?

ゴルフシーンにおいてやや存在感が薄い、7番、9番ウッド。昨今ユーティリティが主流となっている理由について北山プロが話している内容を、以下にまとめてみました。

ユーティリティが主流となっている理由

・「アイアン寄りのユーティリティの方が簡単」と思うっている人が多い
・ショートウッドはリーディングエッジの位置が前寄りでフェース面が前に出て見えるため、
 構えにくいという人が多い
・ショートウッドはシャフトが長いため、振りにくいと思われがち

要するに「ショートウッドは難しく、構えにくく、振りにくい」という印象を持っているゴルファーが多いことが、ショートウッドの使用率が低い要因だと考えられます

しかし最近のショートウッドは、塗装の工夫などによりこの構えにくさが解消されているのだそう。

実際に構えて振ってみると、ヘッドが大きいためシャフトの長さも感じないそうですよ。

多くのゴルファーがショートウッドを手にしない理由について、北田プロは「どうしてもフェアウェイウッドは難しいってイメージがあるから打ったことないのでは?」と話します。そして「実際打ってみると、ショートウッドの方が(ユーティリティより)球が高く上がるので、楽に打っていけるんですよ」とも話していました。

「9番ウッドはずいぶん昔に構えたきり」という方や「ショートウッドは難しそうで使ったことがない」という方は、一度先入観を捨てて試し打ちしてみてもいいかもしれません

歴代プロゴルファーの中にも、ショートウッドの愛用者は多い!

月間ゴルフダイジェストでは、ショートウッドを愛用した歴代の名プレイヤーたちも紹介していました。

その中には、昨年のマスターズ優勝の記憶がまだ新しいダスティン・ジョンソンの名前も。ダスティン・ジョンソンは20年後半、UTを抜き7Wを導入し、そのクラブセッティングで2020年マスターズの大会レコードを更新。記録的な優勝を飾りました。

1990年代前半には、賞金女王5回獲得のアニカ・ソレンスタムが7W、9Wを導入。当時ほとんど使っている人がいなかった7W、9Wで数々の輝かしい成績を残したアニカ・ソレンスタムはまさに「ショートウッドの先駆者」と言えますね。

普段ショートウッドを使わない人こそ、ぜひ一度お試しを

ユーティリティと比べると、振りにくさや難しさなどの印象が先行しがちなショートウッド。しかし実は、ユーティリティより断然やさしいクラブと言えるんですね

ショートウッドの魅力を知る北田プロは「頑張って振らなくても球が上がってしっかり飛んでくれるから、本当に一度試してほしい」と話しています。普段ショートウッドに手が伸びないという方こそ、一度7Wや9Wを試してみる価値がありそうです!

よくある質問

Q.ショートウッドはなぜ敬遠されている?

A.以下の3点が主な理由として挙げられます。

・「アイアン寄りのユーティリティの方が簡単」と思っている人が多い
・ショートウッドはリーディングエッジの位置が前寄りでフェース面が前に出て見えるため、構えにくいという人が多い
・ショートウッドはシャフトが長いため、振りにくいと思われがち

Q.ショートウッドの使いやすさの理由とは?

A.以下の2点が挙げられます。

・重心深度が深く、球が上がりやすい
・フェースが薄い&ソールが広いため、抜けがいい

Q.ショートウッドを使っていた歴代のプロゴルファーは?

A.2020年マスターズ優勝のダスティン・ジョンソンや賞金女王5回獲得のアニカ・ソレンスタムなど名プレイヤーが使用しています。

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