特集記事
テーマで探す
ゴルフ漫画
ゴルフニュース
最新コラム
月別アーカイブ
笹生優花プロのクラブセッティング【全米女子オープン】
.webp)
2021年の全米女子オープンで、日本人プロゴルファー3人目の優勝を果たした笹生優花（さそうゆうか）選手。若干19歳であったことも相まって、とても話題になりました。最近ではフィリピンと日本の二重国籍から、日本国籍のみに切り替えたことも記憶に新しいですね。 今回のコラムでは、そんな笹生優花選手のクラブセッティングについてご紹介します。
最新のクラブセッティング
笹生優花選手のプレーの特徴
笹生優花選手は、日本人である父の影響で8歳からゴルフを始めました。彼女はこれまでに日本の試合で2回、アメリカの試合で1回、勝利を飾っています。メジャー初優勝となったのが、全米女子オープンです。
全米女子オープンの序盤、ミスが多く決して調子が良いとは言えないスタートを切った笹生優花選手。しかし、キャディの励ましを受けて4番あたりから本来の調子を取り戻しました。
笹生優花選手のプレースタイルはあの人にそっくり
笹生優花選手のプレーは、大変アグレッシブであると話題です。短いピンを使い、積極的にバーディを重ねていくプレースタイルは、彼女の師匠である尾崎将司選手（ジャンボ尾崎）によく似ています。
アグレッシブな笹生優花選手のプレースタイルは数字にも表れています。笹生優花選手は1ラウンドあたり、平均バーディ数が3.9111とトップ。1ラウンドにつき、約4個のバーディを獲得していることになります。
ドライバーとアイアンのショットが得意
中でも笹生優花選手が得意としているのはドライバーショットとアイアンショット。ドライバーショットではややアッパー軌道でボールを捉えます。一方、アイアンショットではしっかりとダウンブローでボールを捉えます。特にアイアンショットに関しては、ピンの近くにボールを止めることができるスピン量が確保可能な、距離と方向性を両立させるショットです。
笹生優花選手は、平均270～280ヤード飛ばせると言われています。この圧倒的な飛距離は、北アイルランドのローリー・マキロイ選手を彷彿させる高速スイングによる結果です。
才能と努力に加えて、こうした得意のショットや高速スイングを持つことが、笹生優花選手が全米女子オープンで優勝を掴み取った一因かもしれません。
笹生優花選手のクラブセッティングは？
ドライバー
テーラーメイド SIM2 MAX（9.5度）
慣性モーメントの向上とスイートスポットの拡大を実現する「ミルドバックカップフェース」、高弾道で飛ばす「フォージドアルミコンストラクション」を採用。従来のドライバー構造では難しかった高初速・飛距離・寛容性の共存を叶えます。加えてスプリット マス ウェイトをソールに搭載することで、スピンが適切に調整され、より高弾道で飛ばせるようになりました。
空気抵抗を極限まで減らしてヘッドスピードを上げる「イナーシャ ジェネレーター」も進化しました。前モデルの性能はそのままに、軽量＆高強度の一体成型カーボンソールを使っています。
| ブランド名 | テーラーメイド |
|---|---|
| クラブ名 | テーラーメイド SIM2 MAX |
| 発売年 | 2021年 |
| ロフト角 | 9.5° |
| ヘッド体積 | 460cc |
| シャフト | TENSEI BLUE TM50 Tour AD HD-6 Speeder 661 EVOLUTION Ⅶ Diamana TB 60 CARBON |
IMIDE AND SUNS
フェアウェイウッド
キャロウェイ マーベリック サブゼロ（3番15度、5番18度）
飛距離性能とやさしさを向上させたフェアウェイウッド。フェアウェイウッドでは初になるA.I.フェースを搭載しています。A.I.フェースは、モデル別・番手別に専用設計されています。
前モデルに続き、キャロウェイ マーベリック サブゼロもジェイルブレイクテクノロジーを搭載。高い初速性能を有しています。また、プロが好むやや小ぶりな形状で、操作性が高められているのも魅力の1つです。
| ブランド名 | キャロウェイ |
|---|---|
| クラブ名 | キャロウェイ マーベリック サブゼロ |
| 発売年 | 2020年 |
| ロフト角 | 15°（3番）／18°（5番） |
| ヘッド体積 | 169cc（3番）／160cc（5番） |
| シャフト | TourAD SZ type2 |
ユーティリティー
キャロウェイ マーベリック マックス（4番20度）
ユーティリティーとしては初のA.I.フェースを搭載しています。大型のヘッドで高弾道を狙えるユーティリティーです。こちらのフェースもモデル別・番手別に専用設計されています。
キャロウェイ マーベリック マックスはやさしさが特徴。深重心で慣性モーメントを高めているので、ミスに強く、どんな時でも高弾道で打ち出しやすいような作りになっています。
| ブランド名 | キャロウェイ |
|---|---|
| クラブ名 | キャロウェイ マーベリック マックス |
| 発売年 | 2020年 |
| ロフト角 | 21.0° |
| ヘッド体積 | 133cc |
| シャフト | Diamana 40 for Callaway (S) Diamana 40 for Callaway (SR) Diamana 40 for Callaway (R) |
アイアン
MIURA TC-101（5番～PW）
MIURA初の軟鉄鍛造製法による番手別設計を採用しています。前モデルに比べてどの番手でも、ミスヒット時のリカバリー性能が高くなっているアイアンです。性能は、ツアー現場での対応を第一に考えて、高い精度を持つよう工夫されています。その工夫の1つが独自のレンジ別3Dフロー設計。ロングレンジ、ミドルレンジ、ショートレンジそれぞれ、最適なトゥ・ヒールへの重量配分、重心高、インパクトポイントのフェース肉厚を設定しています。
| ブランド名 | MIURA |
|---|---|
| クラブ名 | MIURA TC-101 |
| 発売年 | 2020年 |
| セット内容 | MIURA TC-101 5番～PW 6本組 |
| シャフト | 非公開 |
ウェッジ
タイトリスト ボーケイ SM7（48度、56度、60度）
進化させたプログレッシブCGデザインを採用。ロフト角ごとに重心設計が最適化されたことにより、狙い通りの距離感で打てるようになりました。またスピンコントロール性能の最適化も実現しています。期待通りのスピン性能により、難しいピンポジションでも安心です。イメージ通りのショットと優れた打感が魅力のウェッジです。ロフト角ごとには独自のグルーブ設計がされています。加えて、溝と溝の間にパラレルミーリングを採用しています。これもまた、優れたスピンコントロール性能を発揮する理由です。
| ブランド名 | タイトリスト |
|---|---|
| クラブ名 | タイトリスト ボーケイ SM7 |
| 発売年 | 2018年 |
| ロフト角 | 48°／56°／60° |
| バンス角 | 4°／8°／10°／12°／14° |
| シャフト | Dynamic Gold N.S.PRO 950GH N.S.PRO MODUS³ TOUR 120 |
パター
ピレッティ ワークショップパター
パターデザイナーであるマイク・ジョンソンのハンドスタンプが刻印された限定モデル。ツアープロ支給のパターと同等品です。
クラシカルなブレード型のヘッドに、市販品で初のフラットミルドタイプのフェース加工を採用しています。よりソリッドな打感を追求するゴルファーにおすすめのパターです。
| ブランド名 | ピレッティ |
|---|---|
| クラブ名 | ピレッティ ワークショップパター |
| 発売年 | 不明 |
| タイプ | ピンタイプ |
| 長さ | 34インチ |
契約ブランド
笹生優花選手は、2021年になって契約ブランドが増えています。その1つがピレッティ（Piretti）です。笹生優花選手は、アマチュア時代からピレッティのパターを使用していました。そして2021年3月1日より、契約が開始されています。
契約により、2021年3月1日以降、笹生優花選手はピレッティのパターと『Piretti』ロゴ入りキャディバッグを使用しています。笹生優花選手が全米女子オープンで優勝を掴み取った後は、彼女が使っていたピレッティのパターに注文が殺到。1本50万円近いパターが完売になるというびっくりエピソードが生まれました。
ピレッティの他には、ヘッドウェアでニューエラと、ゴルフウェアでラルフローレンとの契約を、いずれも2021年に締結しています。今後、さらなる活躍を期待されていることがよく分かります。
まとめ
現在、大注目されている笹生優花選手のクラブセッティングはいかがでしたか？
全米女子オープンで一躍人気ゴルファーになった笹生優花選手と、同じゴルフクラブが欲しいというアマチュアゴルファーは多いようです。性能の良さはもちろん、憧れのプロゴルファーと同じクラブを使っているのは気分がいいですよね。
皆さんも笹生優花選手と同じゴルフクラブを使って、今以上にゴルフを楽しんでみてはいかがでしょうか？
よくある質問
Q.笹生優花はどんな選手？
A.日本人の父とフィリピン人の母を持ち、フィリピンで生まれました。8歳の時にゴルフを始め、2018年、19年の「フィリピン女子オープン」で連覇を果たします。2019年にプロテストに合格。2021年の「全米女子オープン」でメジャー初制覇を果たしています。フィリピンと日本両方の国籍を持っていましたが、東京オリンピック後に日本国籍を選択しました。
Q.笹生優花のプレースタイルの特徴は？
A.アグレッシブなプレースタイルです。笹生優花選手の師匠である尾崎将司選手（ジャンボ尾崎）によく似ており、積極的にバーディを重ねていきます。米国女子スタッツでの平均バディー数は7位と世界トップレベルです。
Q.笹生優花の契約ブランドは？
A.ゴルフ用品は「サンヴァリィ」、ゴルフウェアは「ラルフローレン」と契約しています。