LIV招待とPGAツアーの軋轢やここまでの流れ、LIV招待に関して説明します。

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【6/24更新】物議を醸しているLIV招待とは一体何?【高額賞金でPGAツアーに対抗】

2022.06.24
2022.06.20 POSTED
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【6/24更新】物議を醸しているLIV招待とは一体何?【高額賞金でPGAツアーに対抗】
目次

更新情報

<2022.06.24>
  • ・リブゴルフ・インベストメント試合日程を追加

2022年6月PGAツアーは、新ツアー「LIV招待」開幕戦に出場を表明した17名のPGAツアーへの出場権を停止する旨発表しました。この17名の選手の中には、PGAツアー45勝、メジャー6勝のフィル・ミケルソン選手や元世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン選手などの実力者で人気選手が含まれていたため、大々的に報道されました。

6月9日より3日間の日程でロンドンを舞台に開幕戦が行われ、南アフリカのシャール・シュワーツェル選手が優勝。個人戦優勝賞金400万ドル(1ドル130円換算で5億2000万円)を獲得して注目を集めています。なぜPGAは出場権を停止したのか?なぜ高額賞金が出せるのか?新ツアー「LIV招待」について説明します。

リブゴルフ・インベストメント試合日程

年間8試合を予定。 【2戦目】6月30日~7月2日

場所:アメリカ ポートランド

【3戦目】7月29~31日

場所:アメリカ ニュージャージー

【9月以降】

ボストン、シカゴ、フロリダと米国などで5試合が予定

LIV招待とは?


出典:GDO

サウジアラビア政府系ファンドが支援する新ツアーのことを言います。LIVツアーの全容が明らかになったのは2021年10月でした。

サウジマネーが背景

世界に君臨するPGAツアーに対抗する新ツアーは、何年も前から浮かんでは消える、それほど現実味のない構想でした。しかし2021年10月、新ツアーはサウジマネーを背景にしたリブゴルフ・インベストメント(LIV Golf Investments)が運営すること、そのCEOにかつての世界ランキング1位グレッグ・ノーマン氏が就任して、準備を始めたことなどが発表されると途端に現実味を帯びてきました。

PGAは新ツアーへの出場禁止

さらに、アジアンツアーでの新規大会の開催や資金提供などの計画とともに、有名選手への出場オファーが始まったとの報道が飛び交います。有名選手の中には、実際に参戦することになるフィル・ミケルソン選手やダスティン・ジョンソン選手の他にも、タイガー・ウッズやロリー・マキロイなどの超一流選手の名前も入っていたため、憶測が乱れ飛び、PGAは新ツアーへの出場は絶対禁止、出場すれば除名処分などの対抗策を講じました。

アジアンツアーに資金提供


出典:GDO

2022年2月3日、新ツアーより資金提供を受けたアジアンツアーの「サウジインターナショナル」がいよいよ開幕を迎えました。賞金総額は500万ドルのビッグ大会に大変身。この大会にはフィル・ミケルソンやダスティン・ジョンソン、ザンダー・シャウフェレのPGA選手の他にも日本ツアーから金谷拓実、星野陸也、木下稜介選手なども出場したため覚えている人も多いと思います。この大会へのPGAツアーメンバーの出場は、条件付きで認められました。

LIV招待開幕戦

そしていよいよ6月9日新ツアーの初戦がロンドンのセンチュリオンGCを舞台に開幕を迎えました。

大会概要

出場選手は48名の少数精鋭。フォーマットは3日間54ホールで行われる個人戦と、4人1組を12チームに分けた団体戦の2種類。 賞金総額が破格の金額です。

賞金総額 個人戦が2000万ドル(1ドル130円換算で26億円)
団体戦が500万ドル
優勝賞金
(獲得賞金)
個人戦400万ドル
団体戦300万ドル

日本人選手も出場

主な出場選手は、フィル・ミケルソン、ダスティン・ジョンソン、セルヒオ・ガルシア、ケビン・ナ選手などに加え日本ツアーからは、谷原秀人、木下稜介、香妻陣一朗の3選手も出場しました。

シャール・シュワルツェル選手の3日間の獲得賞金は475万ドル


出典:GDO  

個人戦優勝は南アフリカのシャール・シュワルツェル選手。2011年のマスターズチャンピオンです。個人戦優勝賞金の400万ドルと団体戦でも優勝をしたため、1人当り75万ドルを加えた475万ドルを3日間で手にしまた。

今後はどうなる?

LIV招待初戦に合わせてPGAツアーは、参戦したPGAツアープレーヤー17名をPGAトーナメント規則に違反しているとして除名を発表しました。

有力選手も参加表明


出典:GDO

しかし、初戦終了後LIV招待への参戦を表明する選手も増えています。2020年全米オープン覇者で、ドライビングディスタンス322ヤード超えのブライソン・デシャンボー選手や2018年マスターズを制したパトリック・リード選手などの参戦が発表されました。一方タイガー・ウッズ、ローリー・マキロイ、松山英樹選手などは、はっきりとLIV招待への参戦を否定しています。

あわせて読みたい「松山英樹選手のクラブセッティングは?」

LIV招待の大会日程は?

LIV招待の2022年シーズンスケジュールは3大陸に渡って開催される、LIVゴルフインビテーショナルシリーズ7大会と、10月27日~30日の日程でマイアミを舞台に開催されるチームチャンピオンシップ、合わせて8試合が予定されています。次回6月30日~7月2日に予定されている第2戦は、PGAの本拠地アメリカ本土ポートランドでの開催です。PGAとLIV招待の火花が散りそうな予感がします。

LIV招待参戦選手、全米オープンには出場可能

2022年6月16日から開催される全米オープンには、LIV招待参戦選手の出場が可能になり先ずは一安心。ただ、来年からはどうなるか分からないと言った懸念も聞こえてきて、波乱含みです。また、全英オープンやマスターズなど他のメジャーがどうなるのかも気になるところ。まだまだLIV招待ショックは続きそうです。

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