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ゴルフは痩せる?ゴルフのダイエット効果と消費カロリー
痩せたい、と思ったときにゴルフを選ぶ人は少ないかと思いますが、せっかくゴルフをするのであれば、ダイエット効果があったら嬉しいな、なんて思いませんか。しかし、激しいスポーツではないですし、いかにもダイエット効果がありそう、というイメージはありませんよね。では、実際のところゴルフはダイエット効果があるのでしょうか。
ゴルフの消費カロリー
ゴルフはマラソンなどのスポーツと違って、息が切れるような激しい動きをすることはありません。では一体、ゴルフの消費カロリーはどのくらいになるのでしょうか。
ゴルフのスイング時の消費カロリーは、1ショットあたり約1kcalと言われています。もう少し細かく言うと、ドライバーは1.2kcal、アイアンは1.1kcalと言われています。
打ちっ放しの消費カロリー
打ちっ放しでは、どのくらい練習するかにもよりますが、例えば100球打つとしたら、110kcal~120kcalは消費することになります。
それに加えて、素振りもするので、130~150kcalは消費するでしょう。それだけでなく、練習場に行くのに、重たいクラブを運んだり、電車で行く方は行き帰りに歩く消費カロリーもあります。
また、練習する球数にもよるので、200球、300球と練習する人であれば、1回の打ちっ放しで消費するカロリーは、250kcalにも350kcalにもなるでしょう。
130~150kcalと聞くと少なく聞こえるかもしれませんが、100kcal消費するためには、体重60㎏の人であれば約25分のウォーキングが必要になります。
130kcalを消費しようと思うと30分以上ウォーキングが必要で、200kcal、300kcalを消費しようと思うと、ウォーキングだとけっこうな時間が必要ですよね。
そう思うと、ウォーキングするよりも楽しんでゴルフ練習したほうがダイエットにつながりそう、という見方もできるのではないでしょうか。
球数 | ウォーキングの場合(分) | |
---|---|---|
約100kcal | 100球 | 25分 |
約250kcal | 200球 | 70分 |
ラウンドのスイング時の消費カロリー
ラウンドでは打ちっぱなしと違い、クラブを振る回数を多くする、ということは難しいですが、その分歩く時間が増えます。
スコアが100だったとしても、そのうち1/3くらいはパッティングなどあまり身体を大きく使わないクラブですよね。
しかし、練習場よりも素振りをしっかりする、という人も多いので、パター以外のショットが70回だったとしても、毎回素振りをきちんとしていれば、140回分、素振りは2回する、という人であれば210回分のカロリーを消費します。
そして、ラウンドではカートに乗る時間もありますが、歩く時間もありますよね。どのくらい歩くかにもよりますが、18ホール全体でだいたい6㎞あると言われています。
その18ホールをまっすぐ歩くのではなく、右や左に行ったり、カートにクラブを取りに行ったりしていると、だいたい10㎞くらい歩くことになります。
あまりカートに乗らずに歩いたとしたら、この約10㎞のウォーキングでだいたい600kcalを消費することができます。
素振りも含めてクラブを振る消費カロリー、ラウンド中に歩いて消費するカロリーなどもろもろ合わせると、800kcal以上を消費することになります。
800kcalをウォーキングやランニングだけで消費しようと思うと大変なので、ゴルフは意外とダイエット向きの運動ということが分かりますね。
②カートを使用せず歩行移動の場合…約10kmのウォーキングで600kcal消費
合計で約800kcalの消費!
※体重が60kgの場合の計算
カロリー消費以外のダイエット効果
ゴルフは意外と消費カロリーの高いスポーツでもありますが、カロリー消費以外にもダイエット効果があります。
それが、二の腕と腰回り、お腹周りの引き締め効果です。
二の腕の引き締め効果
クラブを振る時は、「上腕三頭筋」という二の腕の筋肉を使います。上腕三頭筋は二の腕の後ろ側にある筋肉で、ここを鍛えると二の腕のたるみにきます。
二の腕というのは普段の生活ではなかなか鍛えることができないので、歳を重ねるとたるんでしまいやすいです。特に女性は、二の腕のたるみが気になる、という人が多いのではないでしょうか。
ゴルフでは、重さのあるクラブを振るので、効果的に二の腕にアプローチできます。「バイバイ」と腕を振った時にぷるぷると揺れる二の腕が気になる方に、ゴルフは特におすすめです。
お腹周りや腰回りの引き締め効果
クラブを振る時は、上半身をしっかり捻りますよね。特に、ドライバーなど飛距離をしっかり出そうと思うと、腰も使ってしっかり捻ることになると思います。
その際、「腹斜筋」という筋肉を使います。腹斜筋は、脇腹の前方にある筋肉です。この腹斜筋を鍛えることで、お腹周りや腰周りが引き締まるという効果があります。
腹斜筋は、おなかのくびれを作るためには欠かせない筋肉です。「お腹周りを引き締めたい」、「きれいなくびれを作りたい」という方は腹斜筋を意識しながらスイングしてみましょう。
ゴルフで痩せる!よりダイエット効果をアップさせるためには
ゴルフには意外にもダイエット効果がありますが、「より効果をアップさせたい」、という方のためにおすすめの方法をご紹介します。
1. 姿勢をよくしてスイングする
スイングをする際は、上腕三頭筋や腹斜筋をしっかり使うことで引き締め効果がアップします。
そのためには、姿勢をよくし、腕はしっかり伸ばしてスイングすることが大切です。
また、それ以外にも、背筋や内腿など、スイングの際に使う筋肉はたくさんあります。きちんと筋肉を使うことで、身体が引き締まるだけでなく、それによって消費カロリーもアップするので、打ちっぱなしの練習の時、ラウンド中など、スイングの時は姿勢が悪くならないよう意識してみましょう。
2.体幹を意識する
ゴルフで安定したショットを打つために重要な体幹。体幹を意識することはゴルフのスコアをアップさせるだけでなく、ダイエット効果を高めることにもつながります。
体幹を意識し、体の深部にある筋肉を鍛えることで、体が引き締まったり基礎代謝を上がったりといった効果を期待できるからです。
スイングの際には、お腹の奥の筋肉に意識を向けてみましょう。また立ち上がったりしゃがんだりなどちょっとした動きの際にも体幹を意識することで、ダイエット効果を高めることが出来ますよ。
3.ラウンド中はできるだけ歩く
ラウンドはカートに乗ってラウンドすることが多いですが、ダイエット効果をアップさせるのであればできるだけ歩くようにしましょう。
もちろん、自動運転でない場合、誰かが運転しなければならないですし、一緒にまわる人のことも考えて運転する時と歩く時を見極めなければならないですが、ラウンド中に歩くのかずっとカートに乗るのかでは、消費カロリーは大きく変わってきます。
カートを運転する必要がない時や、カートに乗って早く進まなければならない時以外は、できるだけ歩くようにするのがおすすめです。
4. 練習後やラウンド中、ラウンド後の飲食に気を付ける
ゴルフで身体を動かすと、お腹がすいたり喉が渇きますよね。
しかしだからといって、カロリーの高いご飯を食べたり、ビールやジュースなど糖質の高いものを飲んだりしていると、ダイエット効果は半減してしまいます。
意外とカロリーが高いのが、スポーツドリンクです。汗をかいた後は美味しく感じられますが、糖質もカロリーも高く、ペットボトル1本あたりだいたい100kcalくらいあります。
また、ラウンド中は休憩時間にお昼ご飯を食べたり、ラウンド後に一緒にまわったメンバーでご飯を食べることもあるかと思いますが、あまりカロリーを摂りすぎないようにしましょう。
お昼ご飯は、揚げ物やお肉メイン、炭水化物メインのメニューも多いですが、お蕎麦や定食など、野菜もしっかり摂れるバランスのいいものがおすすめです。
5.ストレスをためないよう、ゴルフをしっかり楽しむ
ダイエットを効果的に行う上でもっとも大切なのは、ストレスをためないようにすること。ダイエットを意識しすぎると、いろいろなことに気を取られすぎてゴルフをすること自体が負担となってしまうことも。ゴルフへ行くことを考えると腰が重くなってしまうかもしれません。
そうならないために、時にはダイエットのことを忘れて思いっきりゴルフを楽しむことも大切です。ゴルフを楽しみながら、無理にならないペースでダイエットにつなげていきましょう。
ダイエットにもおすすめのゴルフ練習器具はこちら
ゴルフの練習器具の中には、ダイエットに効果的なものもあります。ゴルフも上達してダイエット効果もアップしたら一石二鳥ですよね。練習器具を使うと、スイング時のクセであまり使えていなかった筋肉にもアプローチ出来ますよ。
ここでは、ダイエットに効果的なゴルフ用練習器具のおすすめ商品をご紹介します。
空気抵抗を利用して、正しいスイングプレーンを身に着けつつ、ヘッドスピードアップを図れるスイング用練習アイテムです。
使い方は、空気抵抗を意識してスイングをするだけ。トップからダウンまでは空気抵抗を抑えることを意識して振り下ろし、インパクトからフォローまでは反対に空気抵抗を感じるよう意識して振り抜きます。とてもシンプルな仕組みながら、かなり効果的にスイング練習が出来ますよ。
器具自体に約1kgとほどよい重さがあり、体の奥にある筋肉や二の腕に適度な負荷をかけることが出来ます。体幹を鍛えたい方や、二の腕のたるみを減らしたい方におすすめです。
2020年ソニーオープンを優勝したキャメロン・スミス選手や渋野日向子選手が使っていて話題となったスイング用練習器具。手打ちを防ぎ、体幹を使うスイングを身に付けることが出来ます。
2本のゴムを背中側から腕に通して使います。その状態でスイングするだけで、自然と体を使う打ち方に。器具を使った練習を繰り返すだけで体幹が鍛えられ、飛ばせる振り方が身に付きます。
ショット時の姿勢改善効果もあり、スイング練習での消費カロリーアップにも効果的です。全体的にスリムなボディを目指したい方に、特におすすめのアイテムです。
まとめ
ゴルフはダイエットに向いているスポーツ、というイメージはあまりないかもしれませんが、全身を使ったスイングや、ラウンド中に歩くということが、以外にもカロリーをしっかり消費してくれます。
また、お腹まわりや二の腕まわりの筋肉も使うので、身体を引き締める効果もあります。
ただ、練習中やラウンド後など、身体を動かした後はカロリーの高いものを食べたり飲んだりしたくなることも多いでしょう。汗をかいた後はスポーツドリンクやビールなどが美味しく感じますが、ダイエット効果を期待するのであれば、できるだけ控えるようにしましょう。
しっかり身体を動かし、その後カロリー摂取を抑えるようにすれば、意外にもダイエット向きのスポーツなので、痩せたいなと思っている人はぜひゴルフでダイエットをしてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q.ゴルフの打ちっぱなしでの消費カロリーはどのくらいですか?
A.ゴルフの1ショットは約1kcalと言われているので、200球練習したら約200kcal消費する事が可能です。また、打ちっぱなしでは素振りもするので、+αでカロリーは消費されます。
Q.ゴルフのラウンドでの消費カロリーはどのくらいですか?
A.個人差はありますが、パター以外のショットが70回+各ショット毎に素振りを行っていた場合は140回分のスイングをすることになります。そのため、スイングだけで140kcalの消費が可能です。また、移動手段をカートを使用しなかったり、細かな運動でさらにカロリーを消費する事ができます。詳しいラウンドでの消費カロリーは<ラウンドのスイング時の消費カロリー>をご覧ください。
Q.ゴルフでより痩せるために意識した方が良い事はあります?
A.下記の点に注意すると、よりダイエット効果の高いものになります。詳しくは<ゴルフで痩せる!よりダイエット効果をアップさせるためには>をご覧ください。
<ゴルフでよりカロリーを消費する方法>
1. 姿勢をよくしてスイングする2.体幹を意識する
3.ラウンド中はできるだけ歩く
4. 練習後やラウンド中、ラウンド後の飲食に気を付ける
5.ストレスをためないよう、ゴルフをしっかり楽しむ