ゴルフをしていて起こる体のトラブルのうち、もっとも多いのは腰痛だと言われています。プロゴルファーでさえ、腰痛に悩まされるのだとか。プロゴルファーが腰を痛めるのは、オーバーユースが原因であることがほとんどです。しかしアマチュアゴルファーの場合、誤ったスイングの仕方やプレー方法が腰痛の原因になっている可能性が高いです。今回は腰痛に悩まされるアマチュアゴルファーに、腰痛にならないための正しいスイング・プレー方法を解説します。

ゴルフで腰痛になってしまう主な原因は3つ

まずはアマチュアゴルファーが腰痛になる原因について、詳しくお伝えしますね。

腰痛になる主な原因は3つあります。

原因1：股関節を使わずにスイングをしている

ゴルフのスイングは、身体を大きくねじる動きです。本来、このスイング時には腰だけではなく、股関節も使わなければなりません。しかし、股関節を上手く使えず腰だけでスイングをしてしまうと、上体を無理にねじる形になってしまいます。結果、腰に大きな負担がかかり、痛めてしまうのです。

スイングの最中に体が伸びてしまっている方や、スイングの時に下半身が動いていない方は、股関節が上手く使えていない証拠。ぜひご自分のスイングを確認してみてくださいね。

原因2：体にかかる負担が偏っている

腰痛に悩まされるゴルファーの中には、腰の右側だけ、または左側だけが痛むという方もいます。元々、ゴルフは体の片側に負担がかかりやすいスポーツです。誤ったスイングの仕方やプレー方法では、いっそう体の片側に負担がかかりやすく、腰痛に繋がってしまいます。

原因3：準備運動やストレッチが不足している

ゴルフは他のスポーツに比べると、立ったまま上体をひねるだけなので、運動量が少ないように思えます。ついつい準備運動やストレッチを怠って、いきなりプレーしていませんか？実際は体を大きく伸び縮みさせるので、想像以上に運動量が多いスポーツです。準備運動やストレッチが不足していると、筋肉が硬いまま激しい動きをすることになるので、腰痛の原因になります。

準備運動やストレッチをしっかりとしているのであれば、腰痛の原因はスイングに原因があるケースが大半です。正しいスイングの仕方を身につけることで、腰痛になる可能性も減らすことができるでしょう。

腰に負担がかからないスイング方法は？

続いて、腰に負担がかからない正しいスイングの方法を解説します。

スイングをする前には、正しい位置でアドレスをとることを心がけましょう。アドレスの位置が間違っていると右肩が落ちやすく、腰の右側が痛む原因になります。ボールを中心に立って左右の足を肩幅程度に開き、そのまま前傾姿勢をとると正しいアドレスになります。前傾姿勢をとる時は、腰を曲げるのではなく、膝と股関節を軽く曲げるようにしましょう。

そしてスイングをする時は「股関節から肩までにかけて回転させること」を意識してください。決して腰や肩だけで、クラブを振ろうとしてはいけませんよ。股関節から肩までにかけて回転させる感覚が分からない方は、肩甲骨の動きに注意して素振りをしてみてください。肩甲骨がしっかりと回れば、股関節も一緒に回転するので、正しいスイングの仕方に近づきます。

股関節から肩までにかけて回転させる感覚を掴んだら、腕の動きにも注目してみてください。腕が胸の正面についてくるようなスイングができれば、腰にかかる負担を軽減できます。腕の位置がずれる方は素振りを重ねて、腕を胸の正面にキープするようなスイングの仕方を身につけることをおすすめします。

ストレッチで腰痛をやわらげましょう

腰痛になってしまった時は、ストレッチをすることで痛みをやわらげることができます。特に背中や腿の裏、脇腹の筋肉が固まりやすいので、今回はこの3ヶ所の筋肉を伸ばすストレッチをご紹介します。

もも裏と背中を伸ばしたい！

背中と腿（もも）の裏を伸ばすなら、長座体前屈がおすすめです。膝を伸ばしたまま座り、ゆっくりと上体を倒します。この時、無理に上体を倒すと体を痛める原因になるので、ゆっくりと倒し、痛みを感じない程度に留めましょう。

両手を体の後ろで組んで、下方向に“伸び”をするようなストレッチは、背中の筋肉を伸ばすことができます。徐々に肩甲骨の間隔が狭まっていく感じがあれば、正しいストレッチができています。

脇腹を伸ばしたい！

脇腹の筋肉を伸ばしたい時は、片腕をまっすぐに伸ばし、反対側の肩上を狙って上体を倒すストレッチが効果的です。例えば右側の脇腹の筋肉を伸ばす時は、右腕を伸ばして、左側の肩に接触させるようなイメージで上体を倒します。この時、足は肩幅よりも広く開いて、正面を向いた状態をキープしましょう。無理に上体を倒すと、痛みに繋がるので注意してください。

腰痛を放置すると悪化したり、スコアの低下を招いたりする可能性があります。万全の状態でプレーするために、ゴルフをしていて腰痛になってしまったら、早めに改善してください。

長く続くようなら、病院を受診することをおすすめします。

腰サポーターで負担を軽減！ゴルフの腰痛におすすめアイテム

腰痛になってしまった方もそうではない方も、ゴルフをプレーするのなら「腰サポーター」は一度購入を検討してみてはいかがでしょうか？腰サポーターは、スイングをした時にかかる腰への負担を軽減してくれます。

MIZUNO バイオギア ゴルフ専用腰SUPPORTER

ゴルフ用の腰サポーターとして人気が高いのは、ミズノの「バイオギア　ゴルフ専用 “腰”SUPPORTER（腰サポーター）」です。

ゴルフ用に専用の設計がされているミズノの腰サポーター。「ランバーボーン」という固い素材でできたパーツが、プレー中、過度に腰が後ろに反ることを防いでくれるので、腰への負担を自然に減らすことに繋がります。スリットベルトのおかげでずれ落ちにくいようになっているので、プレーに集中できるのも嬉しいですね。

MIZUNO 腰部骨盤ベルト

同じくミズノからは、幅が狭いベルトタイプの腰サポーター「腰部骨盤ベルト」も販売されています。こちらも体幹を安定させ、腰にかかる負担を軽減できるアイテムです。

効果はミズノ バイオギア　ゴルフ専用 “腰”SUPPORTER（腰サポーター）と大きな違いはありませんが、女性は腰部骨盤ベルトのほうが安定するのではないでしょうか。背中を集中的に締め込む特殊構造で、動きやすさも魅力的な商品です。

腰を痛めずプレーしよう！

ゴルフにつきものと言っても過言ではない腰痛。正しいスイングの仕方とプレー方法を守ることで、痛みが発生する可能性を減らすことができますよ。

腰サポーターも、快適なゴルフプレーを助けてくれる商品です。ゴルフの腰痛にお悩みの方は、併せてお使いください。

よくある質問

Q.ゴルフで腰痛になるのはどうしてですか？

A.腰痛になる主な原因は3点あげられます。詳しい理由は＜ゴルフで腰痛になってしまう主な原因は3つ＞をご確認ください。

ゴルフで腰痛になる原因

・股関節を使わずにスイングをしている
・体にかかる負担が偏っている
・準備運動やストレッチが不足している

Q.腰に負担がかからないスイング方法はありますか？

A.スイングをする前には、正しい位置でアドレスをとることを心がけ、スイングをする時は「股関節から肩までにかけて回転させること」を意識すると腰に負担のかかりにくいスイングになります。詳しくは＜腰に負担がかからないスイング方法は？＞をご覧ください。

Q.ゴルフの腰痛におすすめアイテムはありますか？

A.ゴルフ用の腰サポーターを使用すると、腰痛が軽減される可能性があります。ごるトクおすすめ商品は＜腰サポーターで負担を軽減！ゴルフの腰痛におすすめアイテム＞で紹介しています。